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IAサーバーのライフサイクルを支援する機能を強化

2012年5月18日(金)

日本ヒューレット・パッカード 日本HPは2012年3月29日、サーバー「HP ProLiant サーバー Generation 8」を発表した。サーバーの導入から運用、保守に至るライフサイクル全般を支援する機能を強化した。

前モデル「Generation 7」より、ハードウェアの挙動を監視する専用チップ「iLO(Integrated Lights-Out)」を刷新。セットアップ時に必要な各種ドライバやファームウェアをiLOが保持することで、ユーザーはこれらをダウンロードする手間を省略できる。

ハードウェアの挙動を監視する機能もiLOに追加した。エージェント(プログラム)なしでプロセサやメモリーを監視できるようにし、システムへの負荷を軽減する。これらハードウェアの稼働に関わる1600項目もの情報を自動収集し、障害発生時の原因特定を迅速化するのに役立てる。今後は、収集した情報の中から異常や障害予兆を検知し、同社のサポートセンターに自動通報する機能を実装する予定だ。障害などの問題発生を事前に回避するほか、保守対応の簡素化が見込める。

同社は、ProLiantユーザー向けにクラウド型の無償ポータルサービスも開始する。前述のiLO経由で収集するサーバーの挙動データに加え、サーバーの構成情報や保守契約の内容、問い合わせ対応履歴といった、サーバー運用に関わる種々の情報を一元的に集約。ユーザー自身、あるいはパートナー企業が24時間365日、どこからでも情報を参照できるようにするものだ。複数のProLiantを段階的に導入するようなケースでも、管理台帳を逐一作成して管理する手間から解放される。これも運用保守の効率化の一翼を担う。

そのほか、ハードウェア設計も見直し、メモリーやネットワークカードの電力消費を抑える機能などを追加した。

ラックマウント型やブレード型など6モデルを用意する。全モデルにおいて、インテルの新プロセサ「Xeon E5」を選択することができる。タワー型「ML 350p」の価格(税込)は21万4200円からなど。 (折川)

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