[市場動向]

セキュリティの専門家が語る、データセキュリティの現状と課題

2012年7月11日(水)

データの安全意識は「米高日低」最新技術動向から対策の現実解を探る 国内企業が外部からのシステム侵入を防ぐ境界線防御に力を注ぐ一方で、欧米のユーザー企業はデータ自体のセキュリティ対策に余念がないという。海外の先進ユーザーはデータを守るために、どんな手を講じているのか。長年、データの安全性対策に携わってきた3人の専門家に話を聞いた。 聞き手は本誌編集長:田口 潤 Photo:陶山 勉

髙岡 隆佳 氏
高岡 隆佳 氏
日本セーフネット
エンタープライズ事業部 シニアセキュリティエンジニア
ネットワーク技術者としてバックボーンサーバーやVPNの運用を経験した後、海外へ留学。帰国後はジュニパーネットワークスでVPNやIPSなどアプリケーションセキュリティ製品のサポートに従事する。2008年2月に日本セーフネット入社。主に官公庁と金融における暗号化案件を手掛けると共に、暗号化に関連する認証やアクセス管理、暗号鍵管理の啓蒙活動を推進している。データベース・セキュリティ・コンソーシアムのデータベース暗号化ワーキンググループのリーダーも務めている

山崎 文明 氏
山崎 文明 氏
ネットワンシステムズ サービス事業グループ
サービスソリューション本部 エグゼクティブエキスパート PCI SSC PO Japan連絡会会長
2005年3月、ネットワンシステムズに入社。次世代ファイアウォールの国内初の導入や、データセキュリティスタンダード(DSS)に基づく多層防御システムの導入コンサルティングなど次世代型セキュリティ対策支援業務に従事してきた。2011年6月からは、情報セキュリティやサイバー戦に対する各国の動向に関する調査、分析を手がけている。内閣官房安全保障危機管理室情報セキュリティ対策推進室の委員などとして、政府の情報セキュリティ対策プロジェクトをけん引してきた

大野 祐一 氏
大野 祐一 氏
ラック 執行役員
セキュリティ事業本部 プロフェッショナルサービス事業部長
1994年にラックへ入社。約10年間にわたってクライアント/サーバーシステムやWebシステムの開発とプロジェクトマネジャーを経験。2004年にデータベースセキュリティ研究所の所長に就任。データベースやWebシステムに対する脅威や脆弱性、防御手法を研究すると同時に、啓発活動や緊急対応に従事してきた。2012年4月から現職。セキュリティ診断やコンサルティングを中心にサービス事業を統括している。データベース・セキュリティ・コンソーシアムの運営委員などを務めている

─ 本日は、「データを守る」という視点で現状の課題や海外の状況、今後の対策の勘所などをうかがっていきたいと思います。皆さんはセキュリティ業界での経験が長いので、お互いよくご存じだと思いますが、改めて自己紹介から始めましょう。日本セーフネットの岡さんからお願いします。

高岡: セキュリティ業界に身を置くようになって10年ほど経ちます。当社に転職する前は4〜5年間、ネットワークの境界線のセキュリティ対策に特化したエンジニアをやっていました。

─ どうして転職を?

高岡: 「境界線の対策だけではシステムの安全性を高めるのに限界がある」「もっと根幹、すなわちデータを守る技術が重要なのではないか」と感じてのことです。

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