[新製品・サービス]

クラウド展開していたビッグデータ処理の要素技術を切り売り

2012年6月15日(金)

富士通 富士通は4月23日、大量のデータの処理を支援するミドルウェア群を発表した。これは同社のクラウドサービス「データ活用基盤サービス」のミドルウェア群をパッケージ化したもの。ソーシャルメディアやセンサーなどが生成する大量のデータを収集、分析するための環境を自社システムとして構築できるようにする。2012年3月には、第1弾としてApache Hadoopの単一障害点などを解消した企業向けディストリビューション「Interstage Big Data Parallel Processing Server V1」を発表している。

今回は、新たに3つの製品を追加した。1つめは、複合イベント処理(CEP)を実現するミドルウェア「Interstage Big Data Complex Event Processing Server V1」。予め設定したルールに従って、センサーなどから刻々と寄せられるデータをリアルタイムに処理する。価格は600万円(税別)から。

2つめは、分析ソフトウェア「Inter-stage Business Analytics Modeling Server V1」である。機械翻訳技術を用いて、日本語のテキストを解釈。得られた情報を相互に関連付け、将来予測などを行う。発表時点で価格は未定。

3つめは、データベース向けにインメモリーの分散キャッシュ環境を提供するミドルウェア「Interstage eXtreme Transaction Processing Server V1」。データをメモリー上に保持して、トランザクションを高速化する。価格は120万円(税別)から。

機能面や性能面で、今回発表した各ソフトウェアとデータ活用基盤サービスの間に基本的に違いはない。例えば、社外にデータを出すことに抵抗がある場合や、バッチ処理高速化のように、社内システムのデータを対象とする場合はオンプレミス型が向く。一方、ソーシャルメディア分析のように既存システムとの関係性が薄い場合、あるいは、パイロットプロジェクトのように初期投資を抑えたい場合は、クラウドの方が優位とし、目的に合わせた使い分けを推奨している。 (緒方)

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