[技術解説]

今、企業が仮想化技術の活用で悩んでいること

2012年12月3日(月)

サーバーの無秩序な乱立や 運用ポリシーの不徹底に要注意 サーバーを仮想化することでさまざまなメリットを享受できるが、 一方で仮想化により引き起こされる新たな課題が浮上してきているのも事実。 具体的にどんな点に注意すればよいのか。代表的な課題をまとめた。

サーバーに仮想化が適用され始めてから10年が経過した。当初は安定性や互換性に乏しく、オーバーヘッドによる性能劣化もあってシステムの設計者や運用者を悩ませたものだ。しかしハードウェアとソフトウェアの進化により、課題はほぼ解消された。その代わり、これまで気付きにくかった仮想化による新たな“落とし穴”が目立つようになってきた。代表的な例と解決策を紹介しよう。

増大する仮想マシン
管理負荷の増加や性能低下も

仮想マシンは手軽に作成できることから、無秩序に増える「サーバースプロール(乱立)」という事態を引き起こした。OSやアプリケーションを更新する際に、従来の環境を“保険”として仮想マシンに保持したり、複数の開発環境を無計画に用意したりした結果、普段利用しない仮想マシンが増加。仮想化によって物理サーバーの台数を減らしても仮想マシン数が増え、管理の負荷はかえって増加するようなケースが目立っている。

一度作成した仮想マシンは使わずとも削除されず残り続けるケースが多い。そのため仮想マシンの増加はストレージを圧迫し、容量を追加することによるコスト増を招きかねない。仮想マシンごとに何世代もスナップショットを作成するような運用も、性能に影響を及ぼす恐れがあるので注意したい。

こうした問題を解決するには、仮想マシンを作成する際のルールを定義し、ライフサイクルを管理することが不可欠だ。IT部門は仮想マシンの利用期間や用途などを管理し、無駄な仮想マシンを作成しないよう監視する体制を整える必要がある。

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