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「ドラッカー 365の金言」小岩井乳業、鎌田出氏が選ぶ3冊

2012年12月4日(火)

幼かった頃の家の記憶をたどると、確か本棚には児童文学書シリーズが並んでいました。よく読んでいたのは姉のほうですが、私も十五少年漂流記とか、子供向けに書き直された太閤記とかに夢中になったのを覚えています。本の虫って柄ではないものの、読書には自然に親しんできました。

ドラッカー 365の金言ドラッカー 365の金言
P.F.ドラッカー 著、上田 惇生 訳
ISBN: 978-4478300732
ダイヤモンド社
2940円

今でこそIT部門の仕事に就いていますが、元をたどれば文系。マスコミや広報系の仕事に何となく憧れていた学生時代、先生がたまたま紹介してくれたアルバイト先がソフト会社だったんです。そのまま就職することになって、一時はミニコン向けのユーティリティソフトをアセンブラで書くなんて仕事に携わっていました。縁あって今の会社に転職したのは1984年のこと。それまでの経験を買われて、IT担当になり今日に至ってます。

あれは2005年のことだったかな。管理職へのキャリアパスの一環としてマネジメント研修を受けることになったんです。その時の社外の講師の方が私に薦めてくれたのが「ドラッカー 365の金言」。この本、1日1ページの構成で、目標に立ち向かって行く上での心の持ち方なり、行動の起こし方なりが諭すように書かれている。もしかすると、講師の方は、私の仕事上のモチベーションの危うさを見透かしていたのかもしれません。じっくり読むと、いちいち腑に落ちることの連続です。それ以来、私のバイブル的存在。時間が経った今でも、壁に当たった時にはいつも読み返しますし、必ず何らかの光明を与えてくれるんです。物事の真理って、色あせないんだなぁと痛感してますよ。

会社には、好調の時期もあれば逆風が吹くこともあるもんです。今ひとつ、良い波に乗れていないなぁと感じた時に、じゃあどんな会社を目指すべきなんだろうと改めて考えながら手にしたのが「日本でいちばん大切にしたい会社」。筆者は、会社経営に大事なのは「5人を幸せにすること」とし、それは社員、取引先の社員、顧客、地域の人々、そして株主と説きます。なるほどなぁと。米国流の株主至上主義でもなく、口先ばかりの顧客起点経営でもない。先に挙げた順で幸せを実現していくことこそが大事だと私なりに解釈しました。目指すべき姿のヒントがあちこちにちりばめられている良書です。

そして今読みかけなのが、「その時、ラジオだけが聴こえていた」という本。これは東日本大震災が発生した際に、IBC岩手放送のラジオ局がリスナーにどのような情報を届けていたかを記録した1冊です。実は私は岩手県出身。加えて、当日は盛岡の流通センターで打ち合わせをしていて地震に直撃されました。尋常じゃない状況下、まさにラジオだけが情報源だったんですよ。

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