【Special】

多様な業種に渡る豊富なノウハウを武器にJBossを活用したBPM、BRMS、データ仮想化に本腰

2013年1月31日(木)

SCSK株式会社 国内で初めてレッドハットと「JBoss Premier Business Partner」契約を締結したSCSK。同社は、JBossビジネスの経験を多く持つ企業であり、JBossに関わる次の戦略としてBPMやBRMSに代表されるビジネスソリューションの展開に向けて体制を整えてきている。2013年、新たな展開として、同社が取り組むJBossビジネスの次のステージを紹介する。

小泉賀裕氏
小泉賀裕氏
SCSK株式会社
プラットフォームソリューション事業部門
ITエンジニアリング事業本部
ミドルウェア部 副部長

奥浩史氏
奥浩史氏
SCSK株式会社
プラットフォームソリューション事業部門
ITエンジニアリング事業本部
ミドルウェア部 アプリケーション基盤第1課長

石川愛彦氏
石川愛彦氏
SCSK株式会社
プラットフォームソリューション事業部門
ITエンジニアリング事業本部 ミドルウェア部
アプリケーション基盤第2課 主任

OSSのメリットを活かし
JBoss関連ビジネスを展開

SCSKは、2011年10月に住商情報システムとCSKが合併して誕生した従業員数約1万2,000人の規模を誇る国内屈指のシステムインテグレーターだ。同社では、業種別のシステムインテグレーション部隊による豊富なシステム開発実績を縦串として、そこにさまざまなテクノロジーに精通したソリューション部隊が横串を通す形で支援することで、顧客ごとの業務の特徴を詳細に把握しながら、卓越した技術力を発揮できる体制を整えている。

また、都市型および地方型のデータセンターを保有し、万全のDR(災害復旧)機能を備えたクラウドサービス基盤を提供するほか、海外進出を目指すユーザー企業をサポートするグローバル体制も整えている。

さらに近年は、オープンソースのアプリケーション基盤製品群として注目を集めるJBossを活用したインテグレーションビジネスを積極的に展開している。現在では、金融、通信、製造、公共などの多様な業種のユーザーに対して約1,600コアを超えるJBossの導入実績を持ち、600ケースを超えるサポートノウハウを蓄積している。

SCSKがアプリケーション基盤としてオープンソースのJBossを採用した理由について、同社のプラットフォームソリューション事業部門 ITエンジニアリング事業本部ミドルウェア部で副部長を務める小泉賀裕氏は次のように説明する。

「やはり、OSSであることのメリットは大きい。まず、ライセンス費を省けるという点で大きなコスト削減効果がある。さらにJBossは、ソースコードに自由にアクセスでき、システムのコア部分がブラックボックス化されていないため、何か問題が発生した場合でも、その根本原因を徹底的に究明でき、自信を持って提案することができる」

SOA/BPM分野における
ビジネス展開の経験を糧に

もちろん、ソースコードの解析は高度な技術力を要する作業であるが、そうした作業を十分にこなせる人材を豊富に擁していることだけをもって、SCSKの技術力の裏付けとしているわけではない。

ミドルウェア部でアプリケーション基盤第1課長を務める奥浩史氏は、「当社は、早くからSOAやBPM分野でソリューション提案を行ってきた。JBossについては、JBoss SOA Platformを活用したESBやBPM連携に関するサービスで数多くの実績がある。そのため、豊富なJBoss製品ポートフォリオを熟知し、それらを組み合わせたソリューションを提案できる体制を有している。高い技術力とともに、お客様の業務を熟知したうえで最適なソリューションを提案できる。これこそ当社の強みだと言える」と強調する。

そうした強みをユーザー企業が存分に活かせるようにSCSKでは、JBossの導入に関わる一般的な作業に関しては、定量的な金額メニューを用意している。例えば、既存のアプリケーションサーバーからJBossに移行する際に発生するアプリケーションへの影響を調査するアセスメントサービスや、移行支援サービスなどである。

BRMSやデータソース仮想化も
ソリューション展開を実践中

早くからJBossビジネスに取り組んできたSCSKは、サービス展開に際してレッドハットが提供するミドルウェアソリューションに、どこよりも早く取り組んでいる。その成果が結実した例として、現在、急速に注目度が高まっているBRMSを活用した「保険業務イメージワークフロー」の提供を開始している(図)。このソリューションは、契約書をイメージデータ化したうえで、契約や支払いなどに関わる業務プロセスを厳正化し、ルールエンジンを適用することによって保険業務の自動化を実現するというものだ。

このほかにも、データソースの仮想化技術を利用して、ユーザーの社内システムと、クラウドサービスの「Salesforce CRM」を仮想統合したシングルデータモデルを構築するサービスも展開中だ。

100名以上のBRMS技術者を育成
業種ノウハウを武器に本腰で勝負

BRMSは、決して容易な取り組みではない。SCSKのアプリケーション基盤第2課で主任を務める石川愛彦氏は、「BRMSの構築は、要件定義の段階から業務側とシステム開発側が綿密に協力し合って専門用語やビジネスルールを定義する必要がある。それができなければ、迅速性や柔軟性といったBRMSのメリットは得られない。当社が経験してきた豊富な業務ノウハウを活かし、お客様の要件から隠れたビジネスルールを抽出するというテクニックを、すでに実践できていることが強みだ」と自信を見せる。

SCSKが擁するさまざまな業種のシステムインテグレーション部隊は、それぞれ担当する業種の業務に特化した用語やビジネスルールを十分に把握している。そのため、BRMSの導入やデータソースの仮想化基盤の構築といったビジネスソリューションは、最も得意とする領域の1つだと言える。

「JBossのBRMSは、豊富な機能を持っているにも関わらず、他のBRMSやBPM製品に対して圧倒的にコスト競争力が高い点が大きな特徴である。そのため、導入の敷居が低く、提案できる業種、業界の幅が急速に広がってきている」(小泉氏)と意気が高い。

SCSKでは、2013年も引き続き、BRMSソリューションを強化していく方針を取り、JBoss BRMSに精通した技術者を100名以上育成する計画だ。そしてさらに、SOAやデータソースの仮想化を含め、JBossを活用した積極的なビジネスソリューションを展開し、攻めに転じる構えだ。

BRMSなどのJBoss製品群を活用した「保険業務イメージワークフロー」の適用イメージ
画面 Google App Engine BRMSなどのJBoss製品群を活用した
「保険業務イメージワークフロー」の適用イメージ

お問い合わせ

SCSK 株式会社

SCSK 株式会社
IT エンジニアリング事業本部 ミドルウェア部
電話番号:03-5166-1320
電子メール:Jboss-sales@ml.scsk.jp

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