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2013年2月の主要ベンダーの発表~POWER7+搭載のUNIX機ほか

2013年2月19日(火)IT Leaders編集部

日立製作所
POWER7+搭載のUNIX機、プロセサの論理区画数を倍増

日立製作所は2012年12月18日、UNIXサーバーである「EP8000シリーズ」に2モデルを追加。2013年1月31日に販売開始すると発表した。ハイエンド向けの「EP8000 780」と、ミッドレンジ向けの「EP8000 770」である。

2モデルともに、IBMが2012年10月に発表したPOWER7+を搭載。プロセサ自体の動作周波数の向上やL3キャッシュの拡張により、1世代前のPower7搭載モデルに比べてトランザクション処理性能を最大約20%向上させた。ラックマウント型で、メモリーを最大4TB、PCIスロットを最大184本まで拡張できるなど、大量のデータやオンライントランザクション処理を想定した構成になっている。OSはAIX V7.1。

Power7+の能力を引き出し
サーバー集約を支援

日立製作所「EP8000 780」と「EP8000 770」の筐体 日立製作所「EP8000 780」と「EP8000 770」の筐体

従来モデルとの違いは、プロセサ性能だけではない。新モデルは、プロセサの機能を活用することで、メモリー仮想化機能を強化した。具体的には、Power7+が備える「Active Memory Expansion(AME)」と呼ぶ機能をサポートした。AMEは、データをメモリーに書き込む際、圧縮可能な部分を圧縮。データを読み出す際に解凍する技術だ。物理メモリーの容量よりも大きな実効メモリーを得られるメリットがある。

ハードウェアリソースの利用効率を高める機能も強化した。従来モデルも、1つの筐体内にあるプロセサやメモリーなどを論理分割し複数OSを独立して稼働させる機能を有していたが、さらにキメ細かくリソースを配分できるようにした。

まずは「マイクロパーティショニング」。プロセサの処理能力をタイムスライスし(単位は0.01CPUなど)、必要に応じた数を論理区画ごとの負荷に応じて動的に配分する仕組みだ。さらにメモリー配分を自動調整する「Dynamic Platform Optimizer」も追加。これらの結果、分割可能な論理区画数を1コア当たり20(従来モデルの2倍)に引き上げた。サーバー集約率を向上させることにつながる。

動作周波数の違う2モデルを用意
ミッドレンジ向けは約1882万円

EP8000シリーズ新モデルの価格は、4.42GHzのPower7+を搭載するEP8000 780が3212万6850円から。3.8GHzのPower7+を搭載するEP8000 770が1882万7970円から。780と770の違いは、プロセサの動作周波数。最大搭載コア数はそれぞれ64個、最大メモリー容量はそれぞれ4TB(表)。筐体も共通である(写真)。

なお、IBMはPower7+搭載サーバー「Power 770/780/795」を、2012年10月に発表済みである。(力竹)

表 日立製作所「EP8000」シリーズ一覧
表 日立製作所「EP8000」シリーズ一覧
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