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ソフトバンク孫社長がOracle CloudWorld Tokyoでビッグデータ活用事例を紹介

2013年4月9日(火)志度 昌宏(IT Leaders編集部)

東京・港区で2013年4月5日に開かれたOracle CloudWorld Tokyo(主催日本オラクル)の基調講演に、ソフトバンクの孫正義社長が登壇。ビッグデータの活用事例を発表した。

東京・港区で2013年4月5日に開かれたOracle CloudWorld Tokyo(主催日本オラクル)の基調講演に登壇したソフトバンクの孫正義社長は、「クラウドを人類最大の資産に」を掲げた、同社の30年ビジョンを説明する中で、ソフトバンクにおけるビッグデータの活用事例を紹介した。同社はオラクルのデータベース専用機「Exadata」の国内最大のユーザー。ビッグデータの活用事例を公開するのはこれが初めてという。

 孫社長は、電波改善や電子クーポンの配布などへの利用を紹介したうえで、「みなさんは大量のテレビCMで顧客を獲得していると考えているかもしれないが、3年連続の純増数首位は、たまたまで実現できたわけではない。お金と、(ビッグデータ活用という)頭を使った結果である」と、会場を沸かせた。

基調講演に登壇したソフトバンクの孫正義社長とラリー・エリソン氏

 ビッグデータ活用事例として紹介されたのは三つ。いずれも、ビッグデータなどのテクノロジーをビジネスに変えるために、「まずは自社内で利用することで、その効果や使い方を見極める」(孫社長)という狙いがある。

一つは電波のつながりやすさを改善するために、どこのアンテナを設置するかを決めるための接続率の調査。自社だけでなく、NTTドコモとau(KDDI)のスマートフォンも対象に、月間1億5000万件の通信ログを収集し、そこから実際のパケット接続率を算出することで、投資対効果の高いアンテナ設置場所を割り出していく。

 具体的には、「防災情報」(提供Yahoo! Japan)と「ラーメンチェッカー」(同Agoop)の二つのスマホ用アプリケーションの利用者から、各社3万6000台を無作為抽出し、30分ごとあるいはエリア移動した際の位置情報を取得し、それぞれのパケット接続率とひもづける。そこに、クレーム情報などを加えたうえで、利用者の体感値や各種の比較データなどにつながるように、設備投資に優先順位をつけているという。

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