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“クラウドファースト ”を再考せよ

2013年5月20日(月)

成否の鍵は社内ストレージにあり。最適解はAmazon S3 API完全準拠の「Cloudian」 クラウドのメリットが広く認知された現在、オンプレミスよりもクラウドを志向してシステム構築を進める“クラウドファースト”に注目が集まっている。この取り組みにおいて重要な鍵を握るのは、実は社内システム、とりわけストレージなのだ。そこで、プライベートなクラウドストレージという新たな選択肢に注目したい。

Cloudian
クラウディアン

http://www.cloudian.jp/

クラウドファーストだからこそ
社内ストレージの選定が重要

情報システムを構築する際に自社所有のインフラではなくパブリッククラウドを採用する“クラウドファースト”が広がりつつある。だが、すべての業務システムをクラウド化しようとする企業はごく少数であり、クラウドと社内システムを適材適所で使い分けるのが現実解であろう。

そうした使い分けでよく見られるのが、一時的な用途にクラウドを活用する例である。例えば、キャンペーンなどでアクセス増見込まれる際に必要なリソースをクラウドから確保するといったものだ。

確かに、この使い方はクラウドの特性を活かしてはいるが、クラウドファーストの第一歩としては必ずしも適切ではない。クラウドファーストを謳い、広範な業務でクラウドのメリットを享受しようとしながら一時的な利用にとどまっていたら、そのメリットも限定され、発展性は望めない。クラウドファーストに際しては、継続的にクラウドを利用できる施策を検討すべきなのだ。

それでは、そのためには何から着手したらいいのだろうか。まず推奨できるのが、クラウドストレージの活用である。なぜなら、例えばバックアップやアーカイブにクラウドストレージを一度利用したら、これらの用途の性質上、その後も継続的に使い続けるメリットが大きいからだ。

もちろん、すべてのストレージをクラウド化するわけではないため、ここで重要になるのが、どのような社内ストレージを選ぶかという問題だ。クラウドファーストだからこそ、社内のストレージ環境に十分に配慮しなければならないのだ。その要件を具体的に挙げると、クラウドとの連携が容易であり、また、運用手法もクラウドと統一されていることが望ましい。

クラウディアン 執行役員 経営企画室長 本橋信也氏(右)、営業ダイレクター 石田徹氏(中)、エンジニアリング部 テクニカル・プリセールス&オペレーションズ 課長 鶴見利章氏(左)
クラウディアン 執行役員 経営企画室長 本橋信也氏(右)、営業ダイレクター 石田徹氏(中)、エンジニアリング部 テクニカル・プリセールス&オペレーションズ 課長 鶴見利章氏(左)

Amazon S3 APIに完全準拠し
エコシステムの恩恵を享受

以上のことから、プライベートなクラウドストレージという新たな選択肢が浮上してくる。「Amazon SimpleStorage Service(S)」に代表されるクラウドストレージと同等の使い勝手や機能を備えたプライベートストレージ環境を構築するというアプローチだ。これにより、パブリック/プライベートの連携を容易にするとともに、運用手法を統一することが可能になる。

クラウディアンの分散オブジェクトストレージ構築ソフトウェア「Cloudian」は、このアプローチを安価に実現するソフトウェアである。同製品は、多くの商用パブリッククラウドストレージの基盤に採用されており、高い信頼性が証明されている。国内では、ニフティの「ニフティクラウドストレージ」やNTTコミュニケーションズの「Biz ホスティング CloudnObject Storage」といったクラウドストレージサービスが、Cloudianをベースに構築されている。

Cloudianを利用することで、一般的なIAサーバー上にAmazon S3のAPIに準拠したストレージ環境を構築することが可能になる。S3 API準拠を謳う製品はほかにもあるが、「他製品のほとんどがS3の基本的な操作のAPIに対応するに留まっています。これに対しCloudianは3年前からS3 API完全準拠として開発してきており、高度な機能のAPIまでも含む高い互換性を有しています」と、執行役員であり経営企画室長を務める本橋信也氏は語る。

Amazon S3の周辺には、多種多様な関連ソフトウェアやサービスが存在しており、巨大なエコシステムが形成されている。S3 APIに完全準拠したCloudianは、そのエコシステムのメリットを制限なく享受できるわけだ。こうした特徴を持つCloudianによる社内ストレージとAmazon S3を併用した場合、同じ手法で運用でき、連携も容易かつスムーズに実現することができる。

「S3 APIだけではなく、統計、課金、ユーザー管理、利用量制御、監視等といった管理用APIまで実装している競合製品は見当たりません」と本橋氏。まさにクラウドファーストのための最善の選択肢と言えよう。

クラウドという分散環境に
最適なオブジェクトストレージ

Cloudianがクラウド環境に最適だとする理由は、S3 API完全準拠という点だけではない。

その1つが分散型ストレージという特徴だ。Cloudianでは、データを分散して複数のサーバーに自動複製する仕組みを採用している。WANを経由して複数のデータセンター間でデータの同期や複製のタイミングを柔軟に設定可能で、災害対策などにも大きな力となる。

例えば、東京と北海道に計3台のサーバーを置いて分散ストレージ環境を構築した場合、アクセスの多い東京のサーバー2台ではデータをリアルタイムで同期し、北海道のサーバーにはワンテンポ遅れてデータを複製することでデータの冗長性を確保しつつ、レスポンスの遅延を抑えることができる(図1)。

図1:「Cloudian」自動データ複製/同期機能を活用したDR対策の例
図1:「Cloudian」自動データ複製/同期機能を活用したDR対策の例

また、IAサーバー3台程度の小規模な構成から数百台に及ぶ大規模な構成まで対応し、データ量の増加に応じてシステムを拡張する際にはIAサーバーを追加するだけで済む。

この点は、コスト面からも大きなアドバンテージになる。当然ながらIAサーバーはストレージ専用装置に比べ、導入コストが圧倒的に低い。営業ダイレクターの石田徹氏は、「Cloudianを導入しているお客様の多くが、すでにストレージ専用装置を利用しています。その導入コストに比べてCloudianが圧倒的に低価格だと、皆さんが驚かれます」と語る。

さらに、クラウドのスケーラビリティというメリットを最大限に引き出すのが、オブジェクトストレージという特徴である。通常のストレージは階層型のディレクトリを辿ってデータにアクセスするということになるが、オブジェクトストレージでは、個々のデータにオブジェクトIDが付与され、そのIDでデータがどこにあるかが識別される。

「Cloudianの分散ストレージ環境では、どこにデータがあるのかは重要ではありません。データがどのサーバーあるいはデータセンターにあっても、一意のオブジェクトIDで認識されるからです」と、エンジニアリング部テクニカル・プリセールス&オペレーションズ 課長 鶴見利章氏は語る。

クラウドのような分散環境では、データが頻繁に移動する可能性が高い。前述の東京/北海道間の連携例のように、複数のデータセンターに跨ってデータが移動するケースもある。この点からも、オブジェクトストレージこそ、クラウドに相応しいストレージだと理解できよう。

クラウディアン株式会社
電話:03-6418-6466
http://www.cloudian.jp/

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