[金谷敏尊の「ITアナリストの仕事術」]

第07回 「何の為に仕事をすべきか」

2013年5月21日(火)

仕事を続ける上で、モチベーションを持つことは重要である。給料を貰うために仕方なく嫌々働くのも、自己実現の目標に向かって生き生きと働くのも、限られた人生の時間の多くを仕事に充てる行為には変わりない。どうせ働かなければならないなら、やりがいや喜びを伴ったものでありたい。

ビジネスタイムが平穏で充実した時間であってほしいとは、誰しもが願うことである。しかし、現状は必ずしもそうではなく、就労環境や任された業務の内容、周囲の人間関係などへの不満がつきもので、自分の力でいかんともし難いことも少なくない。特にサラリーマンやOLの場合は、割り切ることが対価を得る手段であったりもする。損得勘定は必要だし、時には嫌な上司や顧客にも付き合うことも大切だ。好きなことを活かした職業に就き、温かい上司や同僚に囲まれていれば申し分ないが、そのような幸運に恵まれる人は一握りというのが現実。少なくとも今の自分は違う、というのが大方の意見だろう。

では、いかに現状を打破するか。人材エージェントにそんな相談をすると、待ってましたとばかりに転職を勧められる羽目になりがちだ。転職や人事異動を利用するのは確かに有効な手段のひとつだし、それで幸せになった人も大勢いる。しかし、特に転職にはリスクが付き物で、常にキャリアアップや環境改善を期待できるわけではない。

現状を打破するには環境を変えてみるのも一手だが、マインドや気持ちの持ち様を変えるという方法もある。例えば、モチベーションを高める方法を探したり、楽しい時間を増幅するように努力することはすぐにでもできる。いかなる職種でも、一所懸命探せば何かしら喜びの種があるものだ。内面的な努力を通じてモチベーションを向上できれば、そのスキルは、今の職場に居ようが新しい環境に移ろうが役立つはずだ。

モチベーションの源泉

筆者のモチベーションの源泉には、報酬、顧客満足、達成感、知的好奇心の満足、市場影響力などがあるが、顧客満足が最も大きなウェイトを占める。従って、それを増幅させるよう心掛けている。例えば、お客様からレポートやプレゼンテーションについてお褒めの言葉を戴く機会があったとしよう。そんな時は、「おかげ様で」とひとしきり謙遜して見せた後、しばらく嬉しさの余韻に浸り、家に帰って家族と共有し、翌日の朝一でそのメールを再度開いては喜びを反芻するという具合だ。反芻すべきポジティブなメールが見当たらない日は、昨日書いたプレゼンテーション資料やレポートを読み返すことにしている。うまく行けば自己満足に浸れ、気持ち良く一日をスタートできる。しかし、時には間違いを発見して自己嫌悪に陥ることがあるので、注意が必要である。

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