[技術解説]

全体プロセスやツール活用の再点検から、システムログを媒介に強いチームを作る

2013年10月1日(火)志度 昌宏(IT Leaders編集部)

市場の変化に素早く追随できるシステムを実現するには、企画から開発、運用までの全プロセスを最適化を図ることが不可欠だ。DevOpsの考え方は、既存プロセスや開発・運用支援ツールの利用法を見直すための視点を提供してくれる。各ツールが取得するデータやビジネス関連指標を軸に、共通の目的に向けて動ける強いチームを作りたい。

「これからのプログラム開発は、事業開発そのものへ近づいていく。開発・運用は当然のこと、予算の持ち方や要件の決定方法など、経営層や事業部門を交えた会社組織全体のあり方が問われる」──。アクセンチュアでインフラ構築のコンサルティングに携わる白石 昌靖マネジング・ディレクターは“経営に資するシステム”の実現体制について、こう指摘する。

そこでは、各部門が議論の場で対等でなければならない。現在のIT部門は、そこに自信を持って臨めるだろうか。DevOpsが指摘するアジャイルな開発や、運用現場の徹底した効率化・自動化に取り組み実践してきただろうか。

開発・運用のプロセスを見直す

情報処理推進機構(IPA)が2012年6月に公開した「非ウォーターフォール型開発の普及要因と適用領域の拡大に関する調査」によれば、日本におけるアジャイル開発の普及度は、米国や英国から大きく遅れているだけでなく、成長度でも両国のほかブラジルなどにも後れを取っているという。

アジャイル開発の最先端では既に、「開発手法よりも、アジャイルに動ける人材を継続的に提供するための組織作りにテーマが移っている」(NTTデータの柴山洋德 技術開発本部プロジェクトマネジメント・イノベーションセンタ課長)。にもかかわらず、日本企業は、「契約の仕方が難しい」「検収ができない」といった課題を前に、足踏みしていることになる。課題解決を先送りしては、経営が求めるスピードの実現は望めない。

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