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EMC、オールフラッシュストレージ「XtremIO」を市場投入

2013年11月21日(木)IT Leaders編集部

EMCジャパンは2013年11月21日、オールフラッシュのストレージ「EMC XrremIO」の国内提供を開始したと発表した。

XtremIOは、記録媒体にSSD(NANDフラッシュのタイプとしてはeMLC)を全面採用したストレージである。2012年5月に同社が買収したイスラエルの企業向けフラッシュストレージ・ベンチャー、XtremIO社のテクノロジーがルーツとしてあり、現行のEMCの製品ポートフォリオを拡充・最適化する形でリリースした。

「国内では“Flash Everywhere”というメッセージを掲げ、フラッシュストレージの実用性を顧客に訴求してきた。すでに、PCIeカードのサーバーサイド製品、SSDやHDDの混在環境で自動階層化機能を用いるハイブリッド製品を提供してきており、今回のオールフラッシュ製品の追加で、欠けていたピースが埋まることになる」(マーケティング本部の上原宏 本部長)。

写真1 EMCジャパン マーケティング本部 本部長の上原宏氏

「X-Brick」と呼ぶ基本構成で提供する。これは、Active-Activeのクラスタ構成を採る2台のコントローラ(x86/Linuxベース)と、フラッシュユニット(SAS接続の25基のSSD群)を組み合わせたもの。1台あたりの物理容量は10TBで、X-Brickを最大4台接続(コントローラ8台のクラスター構成)することで40TBまで拡張できる。X-Brick内でコントローラ間をつなぐインターコネクトは40GbpsのInfiniBandで、複数のX-Brick同士はInfiniBandスイッチを介して接続する。SAN接続のインタフェースはFibreChannel、もしくはiSCSI。最大構成時の性能指標として100万IOPSをうたう。

ディスクに比べいまだ割高感のあるSSDのコストパフォーマンスを高め、その一方ではSSDならではの寿命を伸ばすために独自技術で工夫を凝らす。具体的には、データを4KBというごく小さなブロック単位に小分けし、それぞれフィンガープリント(FP:一定アルゴリズムによる固有値)を算出して格納。この際、FPから同一と判断し得るブロックについては2つめ以降は書き込みの対象から外す。つまりは常にインライン重複排除処理が働くという仕組みだ。なお、格納位置を特定するポインタ情報はSSDではなくメモリーで管理する。ボリュームのフルコピー(Xcopy)などにおいても、ポインタ情報だけを対象にすることでフラッシュへの追加書き込みを抑制する。

そのほかRAID機構「XDP」や、コントローラ配下のSSDに対するブロックの均等分散格納といった独自技術の実装で、パフォーマンスと拡張性を担保している。「IOPSも容量もリニアにスケールアウトできる。用途によるが、40TBの物理容量で250TBを超える論理容量を扱えるとみている」(プロダクト・ソリューション統括部の笹沼伸行氏)という。価格は3726万2500円から(税別)。

写真2 XtremIOの外観
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