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サイバー攻撃への対峙に他社とも連携、ラックが研究組織を一新

2013年11月25日(月)IT Leaders編集部

情報セキュリティ関連事業を手がけるラックは2013年11月25日、「サイバー・グリッド・ジャパン」構想を発表した。自社の枠にとどまらず、専門特化した他の企業とも連携を図り、国内の企業/団体へのサイバー攻撃への備えを強化する。

標的機型攻撃を筆頭に、企業や政府組織の情報システムにとっての脅威は増している。手口の巧妙化、攻撃サイドの組織化などによって、対策が後手に回ることも少なくない。

こうした状況を踏まえラックは、セキュリティ領域で個別分野に特化した知見を持つ外部企業/機関とタッグを組むことを視野に入れ、包括的なセキュリティ対策を支援し得る体制固めを急ぐ。

今回発表したサイバー・グリッド・ジャパン構想の組織体制は図の通り。ラック社内に新設した「ナショナルセキュリティ研究所」が一元的な窓口となる。その管理下に、ハッキング技術やマルウェア解析技術、国際連携といったテーマ別チームを設け、専門的かつ実務的な対策支援策の研究を担う。テーマ別の研究においては、実績ある他のセキュリティ関連企業や研究機関と歩調を合わせ、研究成果を共有すると共に、具体的な対策サービス/製品への実装を促進する。

サイバー・グリッド・ジャパン構想の概要(プレスリリースより引用)

この取り組みに賛同し、発表時点で共同研究メンバーとなっているセキュリティ関連企業は2社。組み込み系システムの安全対策に造詣の深いアズビル セキュリティフライデーと、金融機関へのフィッシング詐欺など最前線の事案に知見を持つセキュアブレインだ。ラックは、連携する専門組織/機関をさらに拡充していきたいとしている。

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