[調査・レポート]

ビッグデータ活用の前に“アナリティクス”に目を向けよ

2013年12月2日(月)北川 裕康(SAS Institute Japan)

ビッグデータを活用して新たな価値を創出しようとする企業は少なくない。しかしビッグデータを利活用するには、データをどう分析するのかを示した「アナリティクス」を検討することが大切だ。どんな分析手法を用いるのか、どのデータを組み合わせて分析するのかといったアプローチなしにビッグデータ活用は成し得ない。

 テレビや一般誌でも多く取り上げられるようになった「ビッグデータ」。活用して効果を出す企業が増えつつある一方で、「ビッグデータ」と「アナリティクス」が混在し、両者を正しく解釈できずにいる企業がいるのが事実である。

 当社の解釈では、ビッグデータとは事実を示す指標に過ぎない。どのように分析するのかを示したアナリティクスと組み合わせることで企業の武器になり得る。つまりビッグデータだけでは企業に価値をもたらすことはできない。ビッグデータの価値を引き出すにはアナリティクスの重要性を認識し、どんな分析手法や分析アルゴリズムを活用するのかを考慮することが大切である。

 当社の顧客の中には、早くからビッグデータとアナリティクスの価値に気づき、両者を組み合わせて活用するケースが見られる。特に金融や通信、リテールなどの業界に多く、数年前からこうした取り組みを実践している。

 ただし、ビッグデータとアナリティクスを使いこなすのは必ずしも容易ではない。「インメモリー」や「分散処理」などのテクノロジを活用するのに加え、統計やデータマイニング、機械学習などの知識が必要で、活用する上での敷居は高い。そのため、活用できる企業と、できない企業が明確に線引きされやすい。企業の体制や文化、教育環境も活用できるか否かに影響を及ぼす。

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