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レコチョク、クラウド型の運用管理システムを導入

2013年11月29日(金)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

レコチョクは京セラコミュニケーションシステム(KCCS)のクラウド型運用管理システム「GreenOffice Unified Cloud」を導入した。KCCSが2013年11月28日、発表した。

消費者の嗜好に応じた複数の音楽配信サービス、異なる課金体系、サービスのマルチデバイス対応、新規サービスの拡充…。従来の携帯電話向けサービスを配信していた時と比べて、運用するサーバー台数は約10倍に増加した。これに伴い、システムの運用負荷は増大し、運用が複雑化したことでコストも膨らんでいたという。こうした課題を解決するため、運用管理体制を見直すことにした。

過去の実績、固有の要件に答えられるメニューを備えるか、今後利用を予定するアマゾンウェブサービスを含めた統合管理が可能かどうかなどを評価した結果、KCCSの「GreenOffice Unified Cloud」を採用した。KCCSの運用ノウハウ習得や、KCCSが運用監視業務で使用するOSS「Zabbix」を導入する予定があったことなども決め手となった。

2013年7月よりサービスの利用を開始する。サービス導入により運用コストを60%削減した。監視の一部を自動化するなどしたことで、異常を通知するアラート数は5分の1に低下し、運用負荷も低減した。

なお管理対象となる機器は800台以上だが、KCCSの運用管理サービスは管理台数ではなくアラート発生件数に応じた料金体系となっている。

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