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[2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」]

【第3回】ITへの“真逆な”とらえ方がクラウドの方向性を変える

2014年1月6日(月)入江 宏志

2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」を取り上げる本連載。IT戦略における日本と世界の差異を見極めるための観点として、第2回では、日本と海外の間にある「スケールの差」を考えてみた。そこには極端なほどに異なる規模感があった。今回は、「ITのとらえ方の違い」を考えてみよう。欧米と日本のITのとらえ方には違いがあるというよりは、もう“真逆”のようだ。  

 つくづく、欧米と日本では考え方が異なっていると感じることが少なくない。言語の解釈順序の例が示すように、脳の構造から違うのではないだろうかと思うほどだ。

 例えば日本企業の場合、成果が出なくても、「これだけ頑張ったから」という経緯(プロセス)にこだわる。これに対しグローバルでは、当然ながら成果重視である。人材も、日本では、職務分掌に関係なく「何でもやります」という姿勢が重用されるが、逆に海外では「何でも『Yes』という人材はプロとして通用しない」と評価される。

 英国の首相だったウィンストン・チャーチルは回顧録にも、交渉の仕方、物事のとらえ方が真逆であることが記されている。

「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。さらに、無理を承知で要求してみると、今度は、笑みを浮かべていた日本人は全く別の顔になっていた。・・・(中略)・・・ 日本人が最初から覚悟をもっていることを教えてくれたら、妥協する余地はいくらでもあった」

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