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レノボ、クラウド連携を想定した中小企業向けNASを発表

2014年1月15日(水)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

レノボ・ジャパンは2014年1月15日、タワー型のNAS「LenovoEMC px4-400d」(写真1)とラックマウント型のNAS「LenovoEMC px4-400r」(写真2)を発表した。中小企業の利用を想定する。

 両モデルとも、同社が2013年に7月に発表した「LenovoEMC px4-300d」、「同 px4-300r」の後継機となる。搭載するプロセサを「Intel Atom D2701」に刷新して性能を高めたほか、ディスクの最大容量を従来の12TBから16TBに拡張した。

写真1:タワー型NAS「LenovoEMC px4-400d」
 
写真2:ラックマウント型NAS「LenovoEMC px4-400r」

 独自のストレージOS「LenovoEMC LifeLine」を搭載し、管理ツールを使って稼働状況を監視したり、ファームウェアを更新したりできる。「コピージョブ」と呼ぶバックアップ機能を備え、事前に設定した時間に自動でバックアップを実施することも可能だ。

 なお、アクロニスのバックアップソフト「Acronis True Image」や「Acronis Backup & Recovery」などの他社製品をサポートする。「すでに他社製NASを導入している企業の場合、製品ごとにバックアップの実施方法が異なるようでは運用負荷が増してしまう。そこで、サードパーティ製品をサポートすることで、他社製NASを含めてバックアップ環境を一元化できる」(製品事業部 エンタープライズ製品 プロダクトマネージャー 高木孝之氏)。

 管理ツールを使ってクラウドと連携することも可能だ。管理ツールの画面にはAmazon S3やmozyなどの専用アイコンがあり、これらを選択して「オン」にすればNASとクラウドを連携できる。クラウドのアカウントを持っていない場合、Amazonなどのアカウント作成画面に誘導される(図1)。

図1:管理ツール上でクラウドのオン/オフを設定できる

 ストレージサービスと連携することで、データをNASからクラウドに退避できる。LenovoEMC Personal Cloudと呼ぶ独自のクラウドサービスと連携すれば、本社と遠隔地に設置したNAS同士を接続してデータをバックアップしたり、外部の取引先などとNASに格納するファイルをやり取りしたりできる。

 Android OS/iOS用アプリ「LenovoEMC Link」を無償で提供し、外部のスマートデバイスからNASに格納するファイルにアクセスすることも可能だ。

 稼働中に故障ディスクを交換できるホットスワップや、通常のSATAディスクより信頼性が高くて高速なニアラインSATAディスクをサポートする。ウイルス対策ソフト「McAfee VirusScan Enterprise」を標準装備し、利用期間中は無償で利用できる。「競合他社製品の中には、上位機種しかニアラインSATAディスクをサポートしていないものがある。ウイルス対策ソフトを備えるものの、1年分のライセンスしか付与していないものも少なくない」(高木氏)。

 価格は、px4-400dがディスクレスの場合で8万8000円から。px4-400rがディスクレスの場合で19万8000円からとなる。製品のサポート期間は3年間で、同社より購入したディスクを利用する場合に限り、ディスクも保障対象となる。

 同社では今後、中小企業がNASを導入するケースが増えると見込んでいる。「Windows XPのサポートが2014年4月に終了するが、まだ約1300万台のPCがWindows XPを搭載したままだと推測している。特に中小企業ではOSの移行作業が進んでおらず、今後はPCに保存するデータの一時退避先として、NASを検討する企業が増えると思われる」(高木氏)。

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