[技術解説]

【今の経済環境を理解する】今後10年、強い会社であるために

2014年1月29日(水)

経営環境が激変していると言われるが、その背景に何があるのか。先進工業国の日米が経験した2度の経済繁栄の質的変化を見ながら、ビジネスリーダーが持つべき視点を整理する。(協同組合ワイズ総研 代表理事 岩佐 豊 氏)

「企業を取り巻く環境が大きく変化している」とよく言われる。確かに、顧客の嗜好の移り変わりや、技術の進化、さらに規制緩和などの影響を受けて、経営の舵取りがとても難しい時代である。

ここで、ともすると目の前の課題ばかりに意識が向きがちなのだが、もっと大局的な視点で、先進工業国の経済環境が今、どのような方向に進もうとしているかに思いを巡らせることも重要と考える。その大きな流れを認識することで、絞り込むべき戦略テーマが見えやすくなるからだ。本稿では、日本と米国それぞれの経済がこれまで歩んできた道のりを振り返りながら、ビジネスリーダーが念頭においておくべき時代背景を整理する。

日米ともに2度の経済的繁栄を経験する

日本はこれまで大きく言って2度の経済的繁栄を経験している。1度めは1970~1989年あたりのざっと20年間。その後に「失われた10年」と言われる低迷を味わい、2度めとして2000年以降の繁栄期に入り今日に至っている。ただし、それが持続するのは2015年あたりまでという見方もある。

米国経済も日本に先駆けて似通った道を歩んだ。最初の繁栄期は1950~1965年あたりまで、そして2度めが1983~2003年といったところだろうか。両国がたどった軌跡、つまりは経済的繁栄の構造は相似している。それは先進工業国が“老大国”に向かう、ある意味で普遍的な流れとも捉えることができるだろう。

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