IDC Japanは2014年2月17日、国内市場におけるPCやスマートデバイスの市場動向を分析した結果を発表した。
調査によれば、2014年以降、スマートフォンの出荷台数に占めるiOSが50%を超える。NTTドコモが2013年9月からiPhoneの取り扱いを始めた結果、シェアが拡大した。
2011年の出荷台数に占めるiOSのシェアは26.8%、同2012年は33.1%、同2012年1~9月は43.3%だった(IDC調べ)。もともと、トップシェアを占めていたが、その割合がさらに拡大した。世界市場でAndroidが多数派を占めているのと対照的だ。
調査では、5.0~6.0インチ型スマートフォンの将来性についても言及している。今後1、2年で、5.5インチ~6.0インチ型スマートフォンが市場投入されるが、市場占有率は30%未満に留まる。消費者ニーズや、国内液晶ベンダーの技術動向、海外ベンダーを含めたデバイスの供給状況などを考慮すると、モバイル市場全体の中核を占める可能性は低い。台数ベースの市場占有率は、4.0インチ型クラスが過半数シェアを維持する見込み。
タブレット市場では、7~8インチ型、9インチ型、10インチ以上型の3タイプが棲み分けるようになる。
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