[新製品・サービス]

営業支援用モバイル・クラウドサービス、ブランドダイアログが今春投入

2014年2月26日(水)志度 昌宏(IT Leaders編集部)

SFA(Sales Force Automation:営業活動支援)などのSaaS(Software as a Service)事業を手がけるブランドダイアログは2014年2月26日、営業担当者などのフィールド活動を支援するためのモバイル対応の新サービス「GEOCRM.COM」を2014年春から開始すると発表した。位置情報を地図上に正確に表示するための補正技術などを開発することで、営業活動などの効率をより高められるという。GEOCRM.COMの実現に向けて開発した技術の3つを特許出願している。

図:GEOCRM.COMのモバイル用アプリ
ケーションの画面例

 「GEOCRM.COM」は、営業担当者や自動販売機の商品補充などオフィス外で働く“モバイルワーカー”を対象にしたSaaS(Software as a Service)。営業担当者などは、現在地周辺にどんな顧客がいるのかを地図上で探したり、どこで商談を実施したかといった報告を簡単にクラウドに送ったりができる(図)。

 ブランドダイアログの稲葉雄一代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)は、GEOCRM.COMの機能の設計においては、「営業担当者の能力を最大限引き出すことに焦点を当てた。営業担当者の全行動を把握するような管理のためのツールではない」と話す。

 例えば営業担当者の利用法は次のようなイメージになる。出社または営業活動を開始した時点で専用アプリケーション上にある「出勤」ボタンを操作。すると現在地近くの顧客情報を検索するなどの機能が利用可能になる。訪問先に到着し、商談といった活動内容を選択し、活動開始を「チェックイン」すると初めて、現在位置と活動内容、開始時間が記録される。

 商談が終わるなどして「チェックアウト」を入力すると活動終了が記録される。商談といった活動時以外は、営業担当者の移動経路などは記録されない。退社または営業活動の終了を入力すると、GEOCRM.COMの機能が利用できなくなる。

 上記のような作業を、より正確に、かつ営業担当者らの操作負担を軽減するために今回、3つの独自技術を開発し、GEOCRM.COMに組み込んだ。

 独自技術の1つは、緯度経度の補正技術。地図情報システムでは住所と緯度経度がリンクされているが、検索結果としては別の場所が表示されることがある。正しい場所を選ぶと逆に住所も変わってしまう。GEOCRM.COMの補正技術では、正しい場所に正しい住所を登録できるという。この仕組みにより、例えばビルの玄関がある側にフラグを建てたり、自動販売機のある場所にフラグを立てるなど、利用目的に応じた独自の地図を作成できることになる。

 2つめの独自技術は、モバイルの通信状況に応じてクラウドとのデータのやり取りを制御する技術だ。通信状況が悪い間の活動位置や活動内容などはデバイス側に一時保存しておき、通信状況が回復した際にまとめてクラウドに送信する。これを自動で切り替える。

 最後の独自技術は、顧客情報データベースに顔写真を自動的に付与する技術である。名刺情報が入力された時点で、ネット上のソーシャルメディアなどを自動で検索し、本人であろう顔写真を登録する。

 Google Glassなどのウェアラブル端末の使用イメージでは、顔認識技術により、目の前にいる人の名前や所属企業が表示されたりする。だが、それにはマッチング用の画像込みの顧客DBが必要になる。「この盲点を埋めのが顔写真を自動付与する技術。画像情報が検索できれば、文字情報だけでは忘れがちな顧客情報を呼び起こすきっかけにもなる」(稲葉社長)という。

 GEOCRM.COMで参照する顧客情報などは、ブランドダイアログが提供するSFA/CRMのほか、他社製品/サービスとも連携できる。GEOCRM.COMの機能を外部から利用するためのAPI(Application Programming Interface)も公開する。

 新サービスに対しては、富士通マーケティングとウイングアーク、ニフティが、販売提携や各社製品との組み合わせ販売などに取り組むことを表明している。

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