北海道情報大学は2014年4月、電子教科書配信サービスを導入。学生が主体的に学べる環境づくりに本格的に取り組む。
文教分野においては昨今、タブレット端末を主な対象にした教育コンテンツ配信が積極的に試みられている。一般企業においても、人材研修などに応用するヒントがありそうだ。
北海道情報大学においては2014年度、全学部の1~2年生900名にiPadを配布。丸善出版をはじめ理系専門出版6社による10タイトルを配信する。
電子教科書は、紙の教科書に比べて持ち運びが容易だ。学生は教室や図書館、自宅などの場所を問わず、思い立った科目の教科書を閲覧できるため、学習意欲を高められる。同大は、こうした電子教科書の利点を評価し、導入を決めた。
新システムは、書籍取次である丸善が出版社から許諾を受けて電子化したコンテンツを、京セラ丸善システムインテグレーションのサーバーから配信する仕組み。学生は必要な教科書をiPadにダウンロードし、ブラウザ上で閲覧する。メモやマーカー、全文検索といった学習支援機能も利用可能。iPadのほか、自己所有のiPhoneやAndroid端末、PCからも利用できる。
ユーザー名 | 北海道情報大学 |
業種 | 教育機関 |
導入システム | 電子教科書配信サービス |
導入目的 | 学生が主体的に学べる環境づくり |
導入時期 | 2014年4月 |
主な利用製品 | 「BookLooper」(京セラ丸善システムインテグレーションが提供する電子書籍配信サービス)、「iPad」(米アップル製のタブレット端末) |
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