[深化するSCM]

【第1回】間接材のコスト・マネジメント、鉄則は「寄せる」「競わせる」「止める」

2014年3月24日(月)アビームコンサルティング

「SCM(Supply Chain Management:サプライチェーン・マネジメント)」というキーワードが登場して約30年が経つ。企業全体のコストの最適化を図るために、多くの企業がSCMに取り組んできた。しかし、先進企業は、これまで光が当てられていなかった、より深部の業務課題にフォーカスし、さらなるコスト改革へ取り組んでいる。本連載では、先進企業の業務担当者がどのような課題意識を持って、SCMの深化に取り組んでいるのかについて解説していく。第1回は、直接材の陰に隠れ、取り組みが遅れてきた間接材を取り上げる。

 多くの企業がこれまで、SCM(Supply Chain Management:サプライチェーン・マネジメント)に様々な形で取り組んできた。実現手段としてクローズアップされたのが、ERP(Enterprise Resource Management:統合基幹業務)パッケージである。改革の梃子と目されたERPも今は、その導入は、ほぼ一巡したという状況だ。

 しかし先進企業は既に、次なるステップとして、これまで光が当てられてこなかった、より深部の業務課題にフォーカスを当て、さらなるコスト改革に取り組んでいる(図1)。

図1:深化するサプライチェーン・マネジメント
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 深化した業務課題の1つが、間接材の購買改革、特にコスト・マネジメントの強化である。購買業務における従来の主役である直接材から、間接材に着目することで全社的なコスト抑制を目指す。

 これまでも当社では、原材料や部材といった、いわゆる直接材の購買改革について、業務プロセスの整備から、集中購買組織の立ち上げ、システム・インフラの整備など、多くの相談を受けてきた。直接材は、企業の原価に直接影響し、かつ企業の支出の過半を占めるほどに金額規模も大きい。そのため購買行為の花形として、多くの企業が改革に取り組み続けている。

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