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NKSJ、グループ共通基盤をクラウドで提供する「損保ジャパン日本興亜クラウド」を開発へ

2014年4月7日(月)IT Leaders編集部

損害保険ジャパンや日本興亜損害保険らの共同持株会社であるNKSJホールディングスは2014年4月7日、グループの共通基盤クラウドサービスとして「損保ジャパン日本興亜クラウド(仮称)」を開発し2014年10月よりサービスの提供を行う計画を発表した。損保ジャパン、日本興亜損保とインターネットイニシアティブ(IIJ)の3社で昨年11月に策定した損害保険事業用の共通基盤サービスの構築・共同運営に関する基本計画に基づくもの。

 NKSJホールディングスは、2010年4月に損保ジャパンと日本興亜損保が経営統合し設立された共同持株会社。2014年9月には両社が合併し、損害保険会社として国内最大となる「損保ジャパン日本興亜」が設立される予定になっている。

 そんなNKSJグループにおいて2013年より進められてきたのが、グループを横断した共通システム基盤の構築や、その基盤を基にした先端サービスの創出を目的とした共同事業の検討である。今回発表された損保ジャパン日本興亜クラウド(仮称)の開発・運営は、共同事業の第1弾として推進される。サービスの提供開始時期は2014年10月の予定。

 NKSJホールディングスによれば、クラウドによるグループ共通基盤の共同開発・運用により、NKSJグループは新たにクラウド事業に進出し、リスクコンサルテーションなど既存の金融ソリューションと合わせたクラウドサービスを提供していくほか、NKSJグループ会社や代理店を横断したビッグデータ基盤として活用していくという。同社が挙げた新サービスの特徴は次の3点となっている。

●最新の情報セキュリティ対策を実施する一方で、本サービスの利用を通じてサーバーに保管したデータが消失した場合に備え、損害(逸失利益を含む)の一部を補償する保険商品を組み合わせるなど、損害保険事業を行うNKSJグループの特徴を生かしたサービスを提供。

●損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントを始めとするNKSJグループ各社のノウハウを活用し、大規模災害を想定した事業継続計画(BCP)の観点から最適なシステム構築をサポート。

●損保ジャパンが大型代理店向けに提供している代理店システム「SOMPOJ-NET i+」(ソンポジェイネット アイタス)をクラウド化しサービスメニューとすることで、柔軟性の向上とともにコストや運用負荷を削減。これにより、大型代理店やそのグループ企業で利用しやすいクラウドサービスを実現。

●将来のビッグデータ利活用に向けた基盤を整備。

 一方、サービス構築を支援するIIJは、NKSJグループの持つ損害保険商品の開発力や事業継続マネジメントを含むリスクマネジメントのノウハウなどを、IIJの持つネットワーク、セキュリティ、クラウド分野での先端技術・ノウハウと融合させて、さまざまな業種・規模の企業に適合可能な先端クラウドサービスの構築を目指すとしている。

 加えて同社は、強固な顧客基盤を持つNKSJグループと共同事業に取り組むにあたっての事業面での目標として、クラウドサービス「IIJ GIO」の事業拡大やサービスバリエーションの拡充、サービスレベルの向上などを図っていく構えだ。

 
プロジェクトの概要
ユーザー名 NKSJホールディングス
業種 保険業
導入システム グループ共通基盤クラウドサービス
導入目的 グループを横断した共通システム基盤の構築や、その基盤を基にした先端サービスの創出
導入時期 2014年10月(予定)
主な利用製品 「IIJ GIO」(インターネットイニシアティブ)、ほか

 

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