[イベントレポート]

「プログラマブルIT」支えるOSSのエコシステム【Red Hat Summit2014=後編】

2014年4月22日(火)田口 潤(IT Leaders編集部)

米レッドハットが2014年14日~17日(現地時間)に開催した年次カンファレンス「Red Hat Summit2014」。そこで同社は、「プログラマブルIT」のコンセプトを提唱した(関連記事『次世代クラウドは「プログラマブルIT」に【Red Hat Summit2014=前編】』)。日本におけるレッドハットは、Linuxやミドルウェアの有力企業ではあっても、それ以上ではない。しかし、グローバルにみれば、OSSコミュニティにおける同社のレピュテーション(名声や評判)を想像以上に高い。次世代クラウドに向けてOSSコミュニティは、どこに向かおうとしているのか。Red Hat Summit2014から報告する。

 次世代クラウド像として、「プログラマブルIT」を提唱した米レッドハット(関連記事『次世代クラウドは「プログラマブルIT」に【Red Hat Summit2014=前編】』)。同社の構想や技術に注目しておくべき最大の理由は、日本では見えにくい「レッドハットのポジション」と「OSSによる生態系(エコシステム)」にある。レッドハットが米国で構築している米大手ベンダー=IBMやHP、デル、シスコシステムズなど、との関係は、かつての米マイクロソフトと大手ベンダーの関係を彷彿とさせるものがある。

「OSSエコシステム」を進化させる”触媒”

 レッドハットの”強固な立場”を示したのが、Summitにおける基調講演である。CEOであるWhitehurst氏は基調講演の冒頭でまずこう語った。

 「1666年9月、英国ロンドンを大火事が襲った。不幸な出来事だったが、都市を根本から造り替えるいい機会でもあった。しかしロンドンはそうせず、既存のインフラを再構築する道を選んだ。コペンハーゲンのように、そうでない道を選んだ都市もある。我々はそうした都市の今日の状況から学ぶことがある」。

 これに続けて、「ITも同じ。作り直しの機会を逸し、トラフィックや容量の問題に頭を悩ませている時ではない。CIOは先進的なソフトウェアを活用してイノベーションをリードして欲しい」と訴えた。

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