[事例ニュース]

名刺管理アプリ「Eight」のSansanがデータ分析にRedshiftを採用、FlyDataでデータを投入

2014年7月9日(水)志度 昌宏(IT Leaders編集部)

個人向けの名刺管理アプリケーション「Eight」事業を展開するSansanは、事業分析のためのデータ集計において、AWS(Amazon Web Services)のビッグデータ分析環境「Amazon Redshif」を採用すると同時に、Redshiftへのデータ投入に米FlyDataのデータ統合サービス「FlyData」を採用した。データ収集からレポート作成までの時間を、従来の10時間半から1分にまで短縮できたという。FlyDataが2014年7月9日に発表した。

 Sansanが新たに構築したのは、同社の名刺管理サービスであるEight事業の利用状況を把握するためのデータ分析基盤。これまではRDBでデータを管理してきた。だが、ユーザー数が急増してきたことで、RDB環境ではレポートを定時に提出できなくなっていた。

 構築に向けては、OSS(Open Source Software:オープンソースソフトウェア)のHadoopと、AWS(Amazon Web Services)の「Amazon Redshift」を比較検討した。結果、現行のRDBから米FlyDataのデータ統合サービス「FlyData」を介してRedshiftを利用するほうが、技術的にも容易な上、処理速度も10倍高速になると判断した。

 移行により、データ収集からレポート作成までの時間は、従来の10時間半が1分にまで短縮できたとする。Sansan Eight事業部で開発統括責任者を務める宍倉 功一 氏は、「日次処理していたレポートをほぼリアルタイムで確認できるようになった。社内に大型モニターを設置し、事業指標ダッシュボードを全社員に告知することで、足元のビジネスを確認しながら次のアクションを取っている。今後はデータをより詳細に分析・解析し、新たなビジネス展開につなげたい」とする。

 Eightは、個人を対象にした名刺管理サービス。スマートフォンなどに導入するアプリケーションを使い、個人の名刺管理に加え、名刺に基づく関係性を管理し、所属部署の変更などビジネス上のネットワークを最新に保つ機能を提供する。2012年のサービス開始から、現在は約60万人のユーザーが利用し、管理する名刺情報は2000万枚を超えるという。

 データ投入に採用したFlyDataは、オンプレミスおよびクラウド上にあるデータを自動かつ継続して、Redshiftなどにアップロードするサービスである。サーバーから、JSONやApache形式のログデータや、RDBのトランザクションログを収集。セキュリティやデータの整合性を担保しながら、クラウド側にデータをリアルタイムに近いタイミングで統合できるとしている。

プロジェクト概要

ユーザー名 Sansanの名刺管理サービス「Eight」事業部
業種 オンラインサービス
導入システム 利用状況データの収集と分析レポート作成システム
導入目的 利用状況を把握するためのレポート作成時間の短縮
主な利用製品 WS(Amazon Web Services)のビッグデータ分析環境「Amazon Redshift」と、米FlyDataのデータ統合サービス「FlyData」

 

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