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富士通、設計書からCOBOL/Javaコードを自動生成する「Interdevelop Designer」をリリース

2014年8月28日(木)IT Leaders編集部

富士通は2014年8月28日、システムの開発・保守作業を効率化する業務プログラム開発支援ツール「FUJITSU Software Interdevelop Designer」を発表、同日より販売を開始した。日本語の設計書からCOBOLおよびJavaプログラムソースを自動生成する機能により、「開発・保守コストを40%削減できる」(同社)という。

 FUJITSU Software Interdevelop Designerを開発した背景として富士通は、企業における大規模システム開発にまつわる諸課題を挙げている。それは、システム構築ノウハウの属人化、システムの保守や機能改善時に必要となる設計書やテスト仕様書などの部分的な文書欠如、開発要員の高齢化による今後のシステム保守作業への不安などといった課題だ。

 そうした課題を解決すべく、富士通と富士通ミッションクリティカルシステムズによって開発されたのがInterdevelop Designerで、企業のシステム開発・保守作業を効率的かつ迅速に行えるように支援するツールとして提供される。

 最大の特徴は、日本語の設計書からCOBOLおよびJavaプログラムのソースコードを100%自動生成する機能(Javaコードの自動生成機能は現在開発中で、2015年3月末に提供開始予定)。また、設計を変更する場合は、設計書の当該の記述を変更することで、ソースプログラムが自動的に変更される。ソースプログラム自体に改変を行う必要がなく、設計書とプログラムソースが常に一致するため、文書管理やプログラム保守作業についても効率化することができる。

FUJITSU Software Interdevelop Designerの仕組み(出典:富士通)

 同製品でシステムを開発する場合、まず「データ辞書」に、プログラムで使用するすべての業務用語やデータ定義などを登録する。次に、「設計書エディタ」に用意されている定義書パターンを利用し、データ辞書から設計書エディタに表示される業務用語やコード、項目名などを利用して、日本語の設計書を作成する。

 このデータ辞書により、企業内でシステム開発の設計書のレベルを均一化することができる。設計書エディタで使用する業務用語やコードなどをデータ辞書で一元管理しているため、プログラム変更時にも影響箇所を特定することができ、保守も容易になるメリットがある。

 富士通は、プログラムの自動生成機能を活用することで、特定のプログラム開発言語スキルが不要となり、プログラマーによる品質のバラツキを解消することができるとしている、また、技術者の高齢化に伴うシステム開発・保守担当後継者不足の問題にも対応しやすくなるという。

FUJITSU Software Interdevelop Designerに備わる設計書エディタの操作イメージ(出典:富士通)

 加えて、Interdevelop Designerには、プログラムのテスト仕様書やテストデータ、テスト環境(テスト対象となるプログラムを実行する際に必要となる機能(入力データの受け渡し機能、外部処理からのデータ応答機能を備えた環境)を自動生成する機能も備わっている。同機能は、富士通研究所の技術によるもので、開発者がプログラムのすべての処理ルートに対して効率的にテストを実施できるよう支援する。

 富士通は、これらの機能を備えた同製品を導入することで人手作業により発生するミスを排除でき、従来の開発方法と比べて開発・保守コストを約40%削減(同社比)できるとしている。また、プログラミングスキルや、そのスキルを有した人材に依存しない、属人化を廃したシステムの構築と保守が可能になる点もアピールする。

 Interdevelop Designerを利用するには、最小構成で2台のサーバーライセンスの購入が必要。価格は、「Interdevelop Designer COBOL V1 開発サーバ」が840万円からで、「Interdevelop Designer COBOL V1 開発クライアント」が58万8000円から。なおInterdevelop Designer COBOL V1 開発のクライアント環境はレンタルライセンスも用意され、その価格は月額4万9000円からとなっている。

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