[市場動向]

アビームとコンカー、間接費管理・最適化の分野で協業

2014年9月19日(金)緒方 啓吾(IT Leaders編集部)

アビームコンサルティングとコンカーは2014年9月18日、間接費管理の分野で協業すると発表した。アビームのコンサルティングサービスで、コンカーのクラウドサービスを活用する。

 アビームは、間接費最適化ソリューション「ABeam ICOS」のメニューに、コンカーのクラウドサービス「Concur Travel & Expense Cloud」の導入オプションを加える。ABeam ICOSでは、支出の見える化や、業務プロセスの改善を通して、間接費の削減を図る。取り組みを定着させるための仕組みとしてコンカーを活用する。

 「間接費はいったん最適化しても、リバウンドするケースが珍しくない。時間の経過とともに、部門ごとの個別発注や、発注ルールの変更などが発生するからだ。従来は、顧客の既存システムを流用する場合が多かったが、こうしたリバウンドを防ぐための機能は持っていない場合が多かった」(アビームの中本雅也 執行役員)。

 コンカーは、経費規定をシステム上に再現できる点が特徴。申請内容がルールに合致しているかチェックし、ミスや不正を未然に防止できる。コンサルティングで策定したルールを反映しておけば、リバウンドを防げるというわけだ。データ分析機能も備えており、間接費の変動をモニタリングするのにも役立つ。

 ABeam ICOSで提供する経費精算業務のアウトソーシングサービスもコンカーに対応する。コンカーに登録された申請内容をチェックしたり、支払処理やヘルプデスクを代行したりする。蓄積したデータを分析して、間接費の最適化プランも提案する。

 企業側のメリットは、間接費管理の強化と、コンカーの導入、展開をワンストップで実施できる点だ。コンカーはシステムの提供に特化しており、間接費の最適化やシステムの定着はユーザーに依存していた。ユーザーは、コンサルタントやシステム開発会社に依頼したり、自前でこなしたりする必要があった。こうした手間を省ける。

 両社によれば、間接費管理は手つかずの分野。誰が・何に・どれくらい使っているか、用途は適切かといった内容まで把握しているケースは少ない。他の領域でコスト削減を一巡させた企業が、新たなテーマとして注目しはじめているという。

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