[原価管理再入門]

貴社のレベルは?チェックテストで分かる原価管理の成熟度

第2回

2014年11月4日(火)吉原 一記(東洋ビジネスエンジニアリング)

第1回では、原価管理のニーズが高まっていることを紹介した。今回は原価管理の強化ステップを解説する。まずは、チェックテストで自社の現状を明らかにするところから始めよう。

 原価管理の強化ステップを考える前に、まずは現状の原価管理レベルを把握しておこう。レベルによって必要なアクションも異なるからだ。何をもって成熟度を測るかについては、さまざまな考え方がある。ここでは、弊社が設定したレベルチェックテストを試していただきたい。皆さんの職場は、どのあたりのレベルだろうか?

図1:原価管理レベル チェックテスト図1:原価管理レベル チェックテスト
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 原価管理のレベルは取扱品目数、単価、企業規模と関係している。例えば、プロセス製造は組立加工より品目数が少ないので管理を徹底しやすい。同じプロセス製造でも医薬品製造は食品製造より単価が高く、管理にも力を注ぐ傾向にある。規模が大きい企業は体力があるので、原価管理にも相応の工数を費やせるといった具合だ。

 さて、皆さんのレベルはいくつだっただろうか。もし、現状のレベルが低かったとしても落胆する必要はない。「原価管理を強化したいと考えている」と弊社にご相談を寄せていただく企業も、レベル1~3の間に収まることが多いからだ。

在庫受払に課題を抱える企業が多い

 特に多いのが、レベル1の「在庫受払」に課題を抱えているケースだ。具体的には、「入荷と出荷しか把握していない」「最終工程しか完成実績を把握しておらず、工程別のデータを持っていない」「仕損や歩留まりを把握していない」といった状況だ。結果として在庫情報の精度が低く、棚卸時に大きな差異が出る傾向にある。

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