CIOコンピタンス CIOコンピタンス記事一覧へ

[オピニオン from CIO賢人倶楽部]

イノベーション、まずは原点回帰から

2014年10月16日(木)CIO賢人倶楽部

「CIO賢人倶楽部」は、企業における情報システムの取り込みの重要性に鑑みて、CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)同士の意見交換や知見を共有し相互に支援しているコミュニティです。IT Leadersは、その趣旨に賛同し、オブザーバとして参加しています。同倶楽部のメンバーによるリレーコラムの転載許可をいただきました。順次、ご紹介していきます。今回は、元 本田技研工業の有吉 和幸 氏のオピニオンです。

 イノベーションとは革新/改革であり、改善とは異なる。自動車に例えると、新モデルあるいはフルモデルチェンジがイノベーション、マイナーチェンジが改善と言えるだろう。周囲への影響レベルが数段高いのが、イノベーションだ。
改善では現場・現物・現実で問題を明らかにし、対策案を考え、実行して解決を図る。対象・目的・効果が明確になっている。

 これがイノベーションとなると創造的な破壊となる。現状を否定しビジネスモデルの刷新や技術革新により根本的な対応を行う訳で、実践は容易ではない。領域の広さから焦点があいまいとなり、“○○システム再構築”や“○○システム刷新”など、名前だけの対応策に陥りがちだ。目的が明確になっていないため、システムの開発が目的のように見えたり、システム構築だけで課題を解決できるような企画となってしまうのである。

 多くの場合、多額の投資が必要なためビジネスとしての効果を明確に示さなければならない。対象領域が特定の領域に留まっているならまだしも、複数領域やグローバルとなると課題の大きさや影響領域を事前にすべて見通すのは困難となる。加えて、投資金額の精度、これも難題である。

 そして対象・目的・効果がはっきりしない企画であるがゆえに、提案の場で、そのシステムを刷新したら何が変わるのか?何が良くなるか?投資効果は?というような質問が、矢のように浴びせられることになる。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

バックナンバー
オピニオン from CIO賢人倶楽部一覧へ
関連記事

イノベーション、まずは原点回帰から「CIO賢人倶楽部」は、企業における情報システムの取り込みの重要性に鑑みて、CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)同士の意見交換や知見を共有し相互に支援しているコミュニティです。IT Leadersは、その趣旨に賛同し、オブザーバとして参加しています。同倶楽部のメンバーによるリレーコラムの転載許可をいただきました。順次、ご紹介していきます。今回は、元 本田技研工業の有吉 和幸 氏のオピニオンです。

PAGE TOP