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[ITリーダーの美学]

企業を変えるには、まず人を知る必要がある─資生堂 亀山 満氏

2014年12月10日(水)川上 潤司(IT Leaders編集部)

資生堂のグローバルIT戦略を統括する情報企画部長の亀山満氏は、もともと日産自動車でITを牽引してきた人物。入社30年を節目に転職を考え始め、2012年2月にチャレンジの場を資生堂に移した。日産時代に重ねてきた様々なプロジェクトの経験、そこで培ってきたノウハウを、新天地でどのように活かそうとしているのかを伺った。(聞き手:川上潤司=IT Leaders編集長 写真:赤司 聡)

レース/ラリーを希望した根っからの自動車好き

 亀山さんは日産自動車時代から長年にわたり情報システムを牽引されてきましたが、もともとITに対するバックグラウンドをお持ちだったのですか。

 いえいえ、大学は機械工学の出身で、主に勉強していたのも“内燃機関”。モータースポーツにも熱中していました。そんな根っからの自動車好きが高じて日産に入ったのです。面接では、ぜひレース/ラリーをやらせてほしいと希望したほどです。

その念願はかなったのですか。

 配属されたのは車両実験部というところで、組織の括りとしては、レース/ラリーをやっていたチームと同じ部門でした。もっとも、私はエンジニアとしての採用でしたのでドライバーになれたわけではありませんが、チームに同行してレース用マシンのテストを行ったり、ドライバー育成カリキュラムのコーチ役を務めたり、好きな仕事をやらせていただきました。そんな感じで、1980年代の半ば頃までは、ITとは縁遠い世界にいました。

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