[2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」]

【第14回】ビッグデータで人は誰でも天才になれるか?

2014年12月1日(月)入江 宏志

2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」を取り上げる本連載。IT戦略における日本と世界の差異を見極めるための観点として、前回からビッグデータ(Big Data)の目的や特長、手法、活用シナリオと可能性、課題点、そして、あるべき姿について考えている。前回は、ビッグデータに取り組む目的を考えてみた。今回は、ビッグデータの役割について考えてみよう。

 天才と呼ばれる人々を歴史的に振り返ってみると、“突飛な発想”から業績を上げている。彼らの天才的な能力とは、「何の関連もない情報同士を突然くっつけること」だともいえる。

 「何の関連もないもの同士が突然くっつく」ことで、大なり小なりの発見をしたという経験は、誰にもあるのではないだろうか。筆者はインターネットの黎明期である1995年~1999年に、現在の総合EC(Electronic Commerce:電子商取引)サイトの前進であるショッピングモールサイトの中心メンバーだったことがある。

 そこでは、旅行雑誌社やレンタル鞄会社など数多くのテナントに加え、銀行やクレジットカード会社、広告代理店、物流会社、通信会社、印刷会社、さらには芸能プロダクションといった多彩な業種とも付き合った。「何の関連もない業界同士をくっつけた」結果、一企業とのビジネスでは得られない大きな発見があったことは事実だ。

 このように、多くの一般的な人間が天才に匹敵する能力を持てる可能性を秘めているのがビッグデータである。だからこそ、ビッグデータへの関心がこれほどまでに高まっているといえる。

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