[市場動向]

「PaaS」とは何なのか?米Pivotal副社長が語る「クラウドOS」の価値

2014年12月18日(木)田口 潤(IT Leaders編集部)

2014年に普及の道を歩み出し、2015年にはメインストリームに躍り出る可能性があるITの1つが「PaaS(Platform as a Service)」である。しかし、PaaSは今ひとつ定義がはっきりしない。そうした中、米PivotalはPaaSを「クラウドOS」と呼ぶ。そのゆえんは、どんな点にあるのだろうか?Pivotalジャパンが12月12日に開いたイベントでの米Pivotal副社長であるJames Watters氏の発言から拾ってみよう。同氏は、かつて米Sun Microsystems(2010年に米Oracleが買収)で「OpenSolaris」の開発に携わったOSの専門家である。

 PaaS(Platform as a Service)が2015年、メインストリームに躍り出る理由の1つが、アプリケーション開発手段としてPaaSが最適だからだ。WebベースのアプリケーションやIoT(Internet of Things:モノのインターネット)関連システムなど、パッケージソフトウェアもSaaS(Software as a Service)も存在しない分野のアプリケーションを、企業はこれから開発しなければならない。

 しかし、現時点では、同じクラウドサービスであるSaaS(Software as a Service)やIaaS(Infrastructure as a Service)に比べ、PaaSの定義は不明確である。一般には「クラウドにおけるアプリケーションの開発・実行環境」と説明されるが、例えば、PaaSという言葉の提唱者とされる米Salesforce.comは「プラットフォーム自体をサービスとしてネットワーク経由で提供する形態」と定義する。一体、PaaSをどのように捉えればいいのだろうか?

アプリケーションから見たPaaSはOSそのもの

 こうした疑問に対し、PaaSを構築するためのOSS(Open Source Software)の1つである「CloudFoundry」の開発を主導する米PivotalのJames Watters副社長は、こう言い切る。

 「アプリケーションから見ればPaaSはOSそのもの。つまりPaaSはクラウドOSです」

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