[新製品・サービス]

日本HP、業務ニーズに合わせてタブレット端末の業種別展開を強化

2015年1月28日(水)魯 玉芳(IT Leaders編集部)

日本HPがタブレット端末の業務利用の拡大に向けて、業種ニーズに合わせた専用端末を用意するなど端末の多様化を進めている。医療や建築、小売り、教育といった業種でのシステム展開を図る。そのための新タブレット群として4つのシリーズを2015年1月26日に発表。2月以降、順次発売する。

 今回発表したタブレット製品は、「専用端末シリーズ」「マルチOSマルチサイズシリーズ」「教育シリーズ」「ノートPC活用のニーズ拡大シリーズ」の4つのシリーズからなる(表1)。

表1:新タブレット端末製品の価格と発売日など表1:新タブレット端末製品の価格と発売日など
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 いずれも、汎用的なタブレット端末ではなく、業種別の設計を強化した。なぜなら、同社内外の各種アンケート調査から、企業におけるモバイル端末の用途が、これまでの「コンテンツ閲覧とコラボレーション」から、「業務フローのモバイル化」と「ノートPC活用のニーズ拡大」へ変わりつつあるためだ。「従来の汎用タブレットでは、各業種のニーズには対応できなくなる」(日本HP)という。

 各シリーズの特徴は以下の通りである。

 専用端末シリーズとしては、「HP ElitePad 1000 G2看護タブレット」と「同1000 G2頑丈タブレット」および「同リテールケース」を発表した。

 看護タブレットは、医療・介護現場での使用を想定した機種で、防水/防塵や銀イオン抗菌加工を施している。医療関係者が消毒液に頻繁に触れることや衛生面などに配慮した。

 頑丈タブレットは、建設・土木現場での使用に向け、看護タブレットよりも防水/防塵性を強化している。高さ1.8mから落ちても継続利用できるだけの耐落下性を備える。

 リテールケースはHP ElitePad 1000 G2を小売業などで利用するための専用ケースである。決済デバイスを搭載できるので、モバイルPOS(Point of Sales:販売時点情報管理)や固定POSとして利用できるようになる。

 マルチOSマルチサイズシリーズでは、「HP Pro Tablet 408 G1」と「HP Pro Slate 8」「同12」の3機種を発表した。

 Pro Tablet 408 G1は、8インチ液晶を搭載するタブレット。点検員やアパレル店、ドライバー、サービス担当者、店頭オーダーなど、種々の場面での利用を想定している。衝撃を吸収するため、周囲を2重にたほか、点検現場など暗所でのカメラ撮影のためにLEDフラッシュを搭載する。

 Slate 8/12では、電子帳票入力や電子ノート、デザイン端末としての利用を推定し、「HPデュエットペン」を搭載する。3D空間を認識できるほか。手書き文字変換と「手書きノートの電子化」の機能がある。

 教育シリーズでは、「HP Pro Tablet 10 EE G1」と「HP Pro Slate 10 EE G1」の2製品を発表した。いずれも子供が利用することから、きょう体ははラバーコートし、高さ70cmから落としても壊れない耐落下性を持つ。外付けキーボードはあえてケーブル接続になっている。Bluetooth接続では、使用人数が増えるにつれ混信し接続できなくなるためだ。

 ノートPC活用のニーズ拡大シリーズは、「HP Elite x2 1011 G1」の1機種。「HPアドバンスド無線ドッキングステーション」を使うことで、タブレット端末にはケーブルをつなぐことなく、プリンタやスキャナなどを利用できるようにした。

 新タブレット端末はいずれも、同社のモバイル管理ソリューション「HP Touchpoint Manager」で管理できる。今後は、これらタブレット端末を使った業種別モバイルソリューションを、パートナー企業と共同で開発し提案していく考えだ。

 新タブレット端末それぞの主な仕様と価格、発売日は表1の通りである。
 

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