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富士通、処理性能を30%高めたUNIXサーバーをグローバルで発売

2015年4月8日(水)IT Leaders編集部

富士通は2015年4月7日、UNIXサーバーの中下位機種「SPARC M10-4」と「同M10-1」のCPUを刷新し、全世界で販売すると発表した。最上位機「M10-4S」と同水準のプロセサを搭載。CPUコア当たりの処理性能が、従来に比べ約30%向上したという。

 SPARC M10は、米オラクルとの協業で開発しているUNIXサーバー。今回、最上位機「M10-4S」と同水準となる8コアの新プロセサ「SPARC64 X+」を中下位機種にも搭載した。動作周波数は3.7GHzである。

 M10の基本ソフトは、「Oracle Solaris」。最新版Solarisは、IaaS(Infrastructure as a Service)を構築するためのソフトウェア群である「OpenStack」に対応しており、クラウド基盤としても利用できる。

 オプションで提供する「Oracle Database」では、インメモリーデータベース「Oracle Database In-Memory」の処理の一部を、SPARC64 X+に実装したソフトウェア・オン・チップで実行することで、分析処理の高速化を図れる。

 富士通では、今回の処理速度の向上で、基幹系システムにおけるバッチ処理時間の短縮や、SNS(Social Networking Service)やモバイルデバイス、センサーなどから得られるビッグデータの分析処理の高速化が可能になるとしている。

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