[新製品・サービス]

米MicrosoftがAzureのビッグデータ分析環境「Azure Data Lake」を発表、Windows 10や各種SDKなども

2015年5月1日(金)IT Leaders編集部

米Microsoftは2015年4月29日(現地時間)、サンフランシスコで開催した開発者向け年次カンファレンス「BUILD」において、同社のクラウドサービス「Microsoft Azure」の新サービスを発表した。並行して、「Visual Studio」などの開発支援ツールや、次期Windowsの「Windows 10」の新機能なども公表。Windows環境と、スマートフォンを含む種々のプラットフォームとの相互乗り入れを可能にする方針を打ち出した。

 Microsoft Azureのビッグデータ分析環境の中核になるのが、「同Data Lake」。ペタバイトサイズのファイルに対応し、膨大なデータから有効な洞察を短時間に引き出せるようにするデータレポジトリーである。同社の「Azure HDInsight」「Azure Machine Learning」のほか、Hadoop環境の「Cloudera」「Hortonworks」との統合を可能にする。

 Azure関連では、「Azure SQL Database elastic database」と「同SQL Data Warehouse」のデータベースサービスも公開した。Azure SQL Database elastic databaseは、ソフトウェア開発会社やSaaS(Software as a Service)事業者が数千のデータベースを横断的に運用できるようにするサービス。リソースの効率的な利用などにより、サービス料金の適正化やパブリッククラウドとしての性能確保などが可能になるという。

 Azure SQL Data Warehouseは、膨大なデータセットの管理を支援するデータウェアハウスサービス。数秒間で、サービスの増加や減少、あるいは停止が可能になるとしている。

 Azureと並行し、新しいSDK(Software Development Kit)を4種発表したほか、次期OSのWindows 10の新機能なども披露している。

 SDKでは、開発者が.NETやWin32を利用して作成したコードや、Web/iOS/Android向けに開発したコードを修正することで、Windowsプラットフォームでの利用を可能にする。Android/iOS向けの既存コードを統合したアプリケーションをWindowsストアから提供できるようにする。

 Visual Studioに関しては、新しいツールと、複数のプラットフォーム/端末向けのランタイムを発表した。プレビュー段階にある「Visual Studio Code」は、Webとクラウドアプリケーション向けのコード作成に特化した無料のエディター。Windows/OS X/Linux上で利用できるという。提供を始めた「Visual Studio 2015 Release Candidate」では、Windows/Linux/iOS/Android上でアプリケーションをより簡単に構築し、展開できるようになる。

 「.NET Core」のプレビューの提供も開始した。Windows/OS X/Linuxを対象に、オープンソースと.NETコミュニティーの取り組みを推進する。

Windows 10でスマホとの連携利用を強化

 Windows 10は、様々な端末で同じアプリケーションを実行可能にする「ユニバーサルWindowsプラットフォーム」を強調。スマートフォンをディスプレイに接続してPCのように使う「Continuum for phones」におけるユーザーインタフェースを紹介した。

 Windows 10向けの新ブラウザとなる「Microsoft Edge」では、アプリケーションを見つけやすくする新機能や、JavaScriptとHTMLによる将来の拡張性などを発表した。

 Officeについては、iPadとOutlook向けの拡張アドイン機能である「Office Graph API」や「ユニファイドAPI」などを紹介した。Office Graph APIでは、Office 365のユーザーやサービス、関連データに関する情報を提供する「Office Graph」にアクセスし、機能の追加や構築を可能にする。ユニファイドAPIでは、OneNote/Outlook/OneDriveを横断できるインターフェースを提供する。

 米Microsoftは、Windows 10搭載端末が2018会計年度までに10億台稼働するだろうとみている。

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