[事例ニュース]

資生堂、ソーシャルマーケティング基盤をハイブリッドクラウドで強化

2015年5月7日(木)IT Leaders編集部

資生堂は、顧客向け情報提供サイト「ワタシプラス」のIT基盤を強化した。これまで自社運用していた基盤に、AWSのクラウドを連携しハイブリッドとしたのがポイント。これにより、突発的なアクセス増にも対応し得る環境を整えた。プロジェクトを支援した野村総合研究所が、2015年4月28日に発表した。

 異業種参入なども活発で競合ひしめく化粧品業界。国内市場は飽和傾向にあるのに加え、ネット上の口コミサイトや、SNSの普及も相まって、消費者が商品を見る目は厳しさを増している。こうした状況下、各社は顧客との関係強化をいかに図るかに知恵を絞っている。

 資生堂は、2012年4月から総合美容Webサービス「watashi+(ワタシプラス)」を展開。化粧品や美容についての質問や悩みを解決する総合ポータルサイトと位置付け、2014年11月時点で会員数200万人を超えるまでに成長させてきた。昨今はLINEなどを使ったソーシャルマーケティングとも連動させ、顧客との接点拡大に余念がない。

 これまで、ワタシプラスを支えるIT基盤については、オンプレミスの自社基盤でまかなっていた。しかし、ネット上でプロモーション施策を講じた際、直後にアクセス数が急増し、自社所有のシステム資源だけでは弾力的に運用できず、販促業務に制約を受けるという問題を抱えていた。

 そこで、一部にパブリッククラウドを活用するハイブリッドでの運用を検討。ワタシプラスを事業化する当初から協力を仰いでいる野村総合研究所と共に検討を重ね、Amazon Web Services(AWS)と連携させる基盤強化に踏み切った。実作業に費やしたのは約3カ月で、2015年3月から本格稼働に至った。

 「ワタシプラス」のシステム基盤の一部をAWSに移植することで、従来想定の約10倍の大量アクセスに耐える環境が整ったという。また、NRIセキュアテクノロジーズが提供する運用監視サービス「WAF管理サービスfor AWS」を採用し、セキュリティ対策も強化した。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 資生堂
事業内容 化粧品の販売など
導入システム パブリックIaaS
導入目的 ソーシャルマーケティング基盤の増強(ハイブリッドクラウド運用)
主な利用製品 Amazon Web Servicesの各種クラウドサービス
関連キーワード

美容 / 化粧品 / ソーシャルメディア / ハイブリッドクラウド / 野村総合研究所

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