[事例ニュース]

日立の電力システム社、製品開発のプロセスと関連データの一元管理に新基盤導入

2015年5月12日(火)魯 玉芳(IT Leaders編集部)

日立グループ傘下で、各種発電システムをはじめ電力流通機器の開発を手がける電力システム社は、製品製造プロセスの効率化や品質管理の最適化を目指してPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)基盤を新規導入した。ソリューション提供元のアラスジャパン合同会社(Aras Japan G.K.)が2015年4月30日に発表した。

 製造業においては、単に性能や機能が優れたプロダクトを製造するだけでは昨今の厳しい市場競争に勝つことができない。設計から製造、出荷後のサポートに至るまでのプロセスを合理化すると共に、それぞれのプロセスに紐づく製品のデータも常に参照できる仕組みを整え、業務品質の持続的向上や、コスト競争力の強化を図る取り組みが欠かせない。

 日立 電力システム社の主力事業は、発電システム一式などの大規模プラントが中心。構成するモジュールは種類も数も多岐にわたる。設計データひとつとっても、効率的に共有する仕組みがなければ竣工までのリードタイムがいたずらに伸びてしまう。

 一方で、重要社会インフラとなれば徹底した品質管理が不可欠となる。トラブルを皆無にとは言わないまでも、何らかの不調があれば原因を特定し再現を食い止めなければならない。この際にも、必要な設計・製造データを直ちに参照しながら対応にあたることが重要となる。

 さらに同社は昨今、風力/太陽光のような自然エネルギー事業、蓄電池システムなどに事業領域を拡大し、グローバル展開にも力を注いでいる。こうした中で、製品群の設計から生産まで、業務プロセスの統合とエンジニアリングデータを一元管理する基盤が不可欠と判断し、新システムを導入した。

 採用したのはアラスの「Aras Innovator」。電力システム社は今後、国内外における複数の事業拠点や部門間で、多くのプロセスやエンジニアリングデータを統合していくという。

 なお、Aras Innovatorはソフトウェアそのものは無償。企業向けのサポートを受ける際には年間サブスクリプション費用を支払う。いわば、PLM業界でRedhatのようなビジネスモデルを採用している企業として知られている。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 日立製作所 電力システム社
事業内容 発電システム、電力流通などに関わる機器製造
導入システム プロダクトライフサイクルマネジメント
導入目的 モノづくりプロセスの効率化と製品品質の最適化
主な利用製品 「Aras Innovator」(アラスジャパン)

 

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製造 / エネルギー / 電力 / PLM / アラス

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