[インタビュー]
【Informatica World 2015】データ基盤のインテリジェンスなしにIoT時代のデータ活用は成り立たない、Informatica Cloud担当SVP
2015年5月15日(金)志度 昌宏(DIGITAL X編集長)
データマネジメント関連ツールを開発・販売する米インフォマティカが2015年5月11日から15日(現地時間)にかけて、米ラスベガスで年次カンファレンス「Informatica World 2015」を開催している。前年に打ち出した同社ビジョン「Intelligent Data Platform」をハイブリッドクラウド環境へ拡張すると同時に、自身のクラウドサービス「Informatica Cloud」を強化する。米本社でInformatica CloudのSVP兼GMを務めるAshutosh Kulkarni(アシュトシュ・クルカルニ)氏に今回の発表の意義や今後の方針などを聞いた。(聞き手は志度 昌宏=IT Leaders編集部)
−−ビジネス部門がデータをより容易に活用するためのデータ統合/マネジメント基盤である「Intelligent Data Platform(IDP)」を発表してから1年が経った。「Informatica World 2015」での変化は何か。
IDPがビジョンから現実になっていることだ。IDPで描いている姿は既に、企業のオンプレミス環境と、当社のクラウドサービス「Informatica Cloud」のそれぞれに用意されている。利用企業は、オンプレミスとクラウドの別を問わず、データ活用のための基盤として利用できる。
昨年の「Informatica World 2014」で紹介したプロジェクトも実製品になっている(関連記事『データ連係ツールからデータ基盤へ、「Intelligent Data Platform」を発表』)。具体的には、ビジネス部門がデータをセルフサービス型で利用できるようにする「Springbok」は「Informatica Rev」として2014年12月に、データ単位でのセキュリティを可能にする「Secure@Source」は同名で2015年5月に、それぞれ製品版を投入した。Hadoop環境を取り込んだData Lakeへの対応も同様である。
当社が単にビジョンを掲げているだけではなく、実際に企業がデータを最大限活用しビジネスの変革を図れるようにテクノロジーに投資し、製品として実現していることが理解していただけるはずだ。
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