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マカフィー、パブリッククラウド利用時のセキュリティを強化する製品を発表

2015年5月26日(火)藤本 京子

マカフィーは2015年5月25日、ハイブリッドクラウド環境向けセキュリティ製品「McAfee Public Cloud Server Security Suite」を6月1日に提供開始すると発表した。併せて、仮想化基盤を活用したネットワーク環境向けのセキュリティ「Intel Security Controller」を提供する。

 説明を行ったのは、マカフィー マーケティング本部 テクニカル・ソリューションズ ディレクターのブルース・スネル(Bruce Snell)氏だ。冒頭、スネル氏は、パブリッククラウドを使用している組織の割合が87%で、2018年までにクラウドで稼働するワークロードの割合は78%にまで達するという市場調査結果を引用。しかし、その一方で、新たな脅威が毎分387個という頻度で発生しているという。

写真1:マカフィー マーケティング本部 テクニカル・ソリューションズ ディレクター ブルース・スネル(Bruce Snell)氏

 「Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといったパブリッククラウドサービスにはインフラレベルでセキュリティが備わっている。だが、パブリッククラウド上に構築するサーバーのセキュリティは、引き続きユーザーが自ら対応しなくてはならない」と同氏は述べ、パブリッククラウド利用時のセキュリティ施策の重要性を訴えた。

 新製品となるMcAfee Public Cloud Server Security Suite(画面1)は、パブリッククラウドのセキュリティにおいて必要な可視性と保護の仕組み、管理性を兼ね備えたスイート製品であることがセールスポイントとなっている。スネル氏は、「この製品の導入により、パブリッククラウド上のサーバーにオンプレミス環境のサーバーと同レベルの安全性が提供できる」とアピールした。

 マカフィーが挙げる、同スイートの目玉の1つが、セキュリティ管理ツール「McAfee ePolicy Orchestrator(McAfee ePO)」だ。同ツールは、クラウドとオンプレミスのサーバーセキュリティについて、単一コンソールでの管理を可能にするもの。セキュリティインシデントが発生した際、管理コンソールからイベントを特定したうえで対処が可能。また、セキュリティポリシーを自動化する機能も備え、運用管理の効率化を図れるという。

画面1:McAfee Public Cloud Server Security Suiteのダッシュボード。1つのウィンドウで全体を見渡した管理が可能になる(出典:マカフィー)

 このMcAfee ePOには、クラウドサービスとのコネクタとなる「Cloud Connectors for McAfee ePO」が組み込まれている。同コネクタが、AWSやAzure、SoftLayerなどのクラウド上のインスタンスを自動で検出。管理画面をインポートすることで、サーバーに対する保護ポリシーを一元管理できるようになる。

 ほかには、Windows/Linuxの両環境に対するマルウェア対策やファイアウォール、不正侵入防止、Webサーバーの改竄防止など、保護機能を多面的に備えていることがアピールされた。同スイートに含まれる「McAfee Data Protection for Cloud」では、McAfee ePO上でAWS上のデータボリュームの暗号化状態を表示し、保護対象となるボリュームをワンクリックで暗号化することが可能だ。

 McAfee Public Cloud Server Security Suiteの価格は従量課金制を採用している。インストール対象となるサーバーインスタンスの合計CPU数と年間の合計使用時間に応じて課金される。例えば2CPU搭載サーバー/10インスタンス上で1年間、同スイートを稼働させた場合、年間料金は150万6720円(税別)からとなる。

写真2:マカフィー マーケティング本部 ソリューションマーケティング部 シニアプロダクトマーケティングスペシャリスト 中村穣氏

 今回、マカフィーは同スイートの発表と併せて、親会社であるインテルの社名を冠した「Intel Security Controller」も紹介した。同ツールは、仮想化されたインフラ上に仮想マシンの形態で抽象化レイヤーを構築。APIを介した双方向通信により、仮想インフラとセキュリティソリューション間の同期機能を提供する。複数のデータセンター間の接続を可能にするほか、各種のSDNコントローラーやオーケストレーターとの連携にも対応している。

 同社によると、リソースの使用を最小限に抑えながら抽象化レイヤーを提供する設計になっているという。マカフィー マーケティング本部 ソリューションマーケティング部 シニアプロダクトマーケティングスペシャリストの中村穣氏は、「仮想IPSや仮想ファイヤウォールなどをクラウドプラットフォームのVMware NSXやOpenStackと連携させて、俊敏に導入できるようになる」と説明する。

 Intel Security Controllerは6月11日より、McAfee Virtual Network Security Platformを利用しているユーザーに対して無料で提供される。

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