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東急ハンズのITサービス会社ハンズラボ、企業向けAWS移行サービスを本格展開

2015年6月2日(火)IT Leaders編集部

東急ハンズ傘下で小売業に特化型したITサービスを提供するハンズラボは2015年6月1日、AWS(Amazon Web Services)への企業情報システムの構築/移行支援サービスを本格的に開始すると発表した。東急ハンズのIT基盤を2013年にAWSに移行して以降の各種ノウハウを提供する。

 支援サービスは、「業務システム移行」と「ホームページ移行」とに分かれる。業務システム移行では、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)対応やサーバー増設、海外展開などに対応できるシステム基盤構築を支援する。

 具体的には、「ファイルサーバ移行」「基幹システム移行」「開発環境」「DNSクラウド管理」の4つのパック商品を用意する。ファイルサーバー移行では、AWSの仮想クラウドサーバー「EC2」を用いて共有ファイルサーバーを構築し、スナップショットによるバックアップを作成する。基幹システム移行プランでは、「AWSマネージドサービス」を利用し、基幹システムをAWS上に再構築する。運用保守も請け負う。

 開発環境では、アプリケーション開発用の環境をAWSで構築する。必要な期間のみ利用することで開発コストの軽減を図る。「CloudFormation」を使い、開発・運用に必要なAWSリソースをまとめておき、同一環境を再利用することもできる。DNSクラウド管理では、DNSサーバーをAWSマネージドサービスへ移行する。ドメイン管理も代行する。

 一方のホームページ移行では、AWSのEC2とストレージサービスの「S3」などを組み合わせ、Webサイトの移行を支援する。Webサイトの形態に応じて、「ホームページ移行」「CMS移行」「ワンデーサイトホスティング」「CDN」の4つのパック商品がある。

 ホームページ移行は静的コンテンツが中心のWebサイトを、CMS移行プランはWordPress/Movable TypeなどのCMSで管理されたWebサイトが対象にする。オプションで自動バックアップ機能を用意する。

 ワンデーサイトホスティングは期間限定のキャンペーンサイトといった、静的コンテンツが中心で大量アクセスを見込むサイト向けに提供する。ニーズに合わせて環境構築から運用監視にまで対応する。CDNは、コンテンツ配信Webサービス「CloudFront」を活用しコンテンツ配信を高速化する。

 ハンズラボは、小売り/流通業の基幹システムにおけるAWS活用ノウハウを持っている。AWSでは、システムインテグレーションやアプリケーション開発を行う「APNアドバンスドコンサルティングパートナー」に認定されている。

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