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ファミリーマート、ワークスタイル変革の一環で業務システムをタブレットから利用可能に

2015年7月1日(水)IT Leaders編集部

大手コンビニエンスストア(CVS)チェーンのファミリーマートは先ごろ、以前より推進するワークスタイル変革の一環で、スマートデバイスによる業務システム/アプリケーションへのアクセス環境を整えた。システムを構築した伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が2015年6月29日に発表した。

 現在、ファミリーマートは2015年に掲げた戦略テーマ「Fun&Fresh」の下、新しい生活スタイルを創造する「次世代CVS」の実現に取り組んでいる。同社は、その実現にあたっては、店舗開拓の担当者や店舗運営をサポートするスーパーバイザーのワークスタイル変革が重要であるとし、タブレットをはじめとするスマートデバイスの業務利用を推し進めてきた。

 これまでの取り組みとして、同社は、BYOD(Bring Your Own Device:私物デバイスの業務利用)の採用や、新規店舗を開拓する担当者へのタブレットの貸与、ファイル共有サービスの導入といった施策を展開。スーパーバイザーをはじめとする社員が社外からもメールやスケジュールを使いこなせるようにしたり、迅速安全なファイル共有を実現したりするなど、業務効率化と共に、社員の業務における利便性・安全性の向上を図ってきた。

 このような取り組みの延長で、今回、ファミリーマートは、スーパーバイザーと新規店舗開拓担当者の約2000名が、従来のメールやスケジュールに加えて、タブレットから社内の業務システム/アプリケーションをセキュアに利用できる環境を整備。業務マニュアルの閲覧をはじめ、データの分析や勤怠管理などを外出先で行うことを可能にした。

 この仕組みを実現したのは、プライベートクラウド上に構築されたクライアント仮想化システムだ。CTCのプライベートクラウドサービス「TechnoCUVIC VP」を基盤に、ヴイエムウェアのクライアント仮想化ソフトウェア「VMware Horizon 6」を導入し、各担当者のスマートデバイスやPCから同一のデスクトップ環境へのアクセスを可能にした。

 ファミリーマートのプロジェクトは、CTCがVDIの構築・運用サービスでのノウハウを投入し、半年間で本番稼働開始にこぎつけている。将来的には、今回構築したVMware Horizon 6ベースのシステムを拡張して、VDI(デスクトップ仮想化基盤)を実現する計画があるという。

図1:ファミリーマートのプロジェクトの課題と効果(出典:CTC)
【プロジェクトの概要】
ユーザー名 ファミリーマート
事業内容 小売(コンビニエンスストアチェーン)
導入システム タブレット、クライアント仮想化、プライベートクラウド
導入目的 ワークスタイル変革、業務効率化、社員の業務における利便性・安全性の向上
主な利用製品 CTC「TechnoCUVIC VP」、ヴイエムウェア「VMware Horizon 6」
関連キーワード

小売 / コンビニエンスストア / BYOD / ファミリーマート / CTC / タブレット / VMware

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