[事例ニュース]

川崎重工業がCRMシステム導入、スマートデバイスからも活用

2015年7月31日(金)IT Leaders編集部

川崎重工業は、営業活動など対顧客業務に関わる情報を一元的に管理するためのシステム基盤を整備した。7つあるカンパニーの一部に導入を済ませ、今後、順次利用部門を拡大していく。SAPジャパンが2015年7月30日に発表した。

 同社は「事業基盤の拡大」「将来収益基盤の整備」「強固な経営体質の構築」を軸とする中期経営計画を2013年に策定し、安定的成長に向けて全社を挙げて取り組んでいる。精密機械、船舶海洋、航空宇宙など7つのドメインでカンパニー制を敷いており、それぞれの事業特性に合わせて顧客に寄り添った提案活動を展開することが、より重要性を増している。

 これまでも案件ごとに日報や関連情報を書き込んで管理する仕組みがあったが、表計算ソフトをベースとしていたために、いくつかの課題を抱えていた。業容拡大基調にある中で、入力に手間がかかり過ぎたり、商談ステイタスが思うように可視化できないといったものが典型例で、顧客対応の最適化が後手に回っていた。

 そこでCRM(顧客関係管理)を目的とするシステム基盤の新規導入を決断。効率的な情報入力、管理レポートの自動生成、組織的な情報共有などを具現化することによって、“個客”ごとの営業活動の高度化を図る。また、ノートPCのみならず、タブレットやスマートフォンからも新システムを使えるようにすることで、ワークスタイルの自由度向上も狙う。

 採用したのはSAPジャパンが提供する「SAP CRM」。モバイル端末向けのUI(ユーザーインタフェース)開発にはSAP Fioriを活用した。情報システム子会社であるベニックソリューションが2014年4月から構築を手がけ、約半年でプロジェクトを完了。同年11月から一部のパイロット部門に展開を開始した。一連の評価検証を終え、今後は精密機械カンパニーを皮切りに横展開を図る。

 7つのカンパニーごとに管理すべき項目が異なることから、本社の情報システム部門がシステム基盤を整え、個別にチューニングした上で各カンパニーにサービスとして提供する方式を採っている。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 川崎重工業
事業内容 エンジニアリング技術を中核に航空宇宙、船舶、各種プラント事業など
導入システム CRMシステム
導入目的 営業など顧客対応業務の最適化
主な利用製品 SAP CRM(顧客関係管理パッケージ)、SAP Fiori(モバイル向けインタフェース開発)



 

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エンジニアリング / CRM / SAP

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