[事例ニュース]

ネオファースト生命、コスト抑制と事業スピードの加速を視野に基幹システム刷新

2015年8月24日(月)川上潤司

ネオファースト生命保険は、契約管理などを担う基幹業務システムを刷新した。保険商品の迅速な市場展開とローコストオペレーションを支えることが目的。プロジェクトを支援した日立製作所が2015年8月24日に発表した。

 保険業界ではインターネットやコールセンターを活用したダイレクト販売の事業モデルが存在感を増している。ローコストオペレーションで保険料を抑えることにより、コスト意識の高い層を中心に一定の契約件数を獲得。もっとも、各社の商品開発競争は激しさを増しており、複雑化の傾向にある商品体系を柔軟に支えるシステムの必要性が高まっている。こうした背景下、ネオファースト生命保険は契約管理などを担う基幹業務システムを刷新し2015年8月13日から本稼働を開始した。

 同社は1999年、当時の日産火災海上保険の傘下で、ダイレクト販売を手がける生保子会社「DIY生命」として発足。損保業界の度重なる合併に伴って「損保ジャパンDIY生命」となり、さらに2014年8月には第一生命保険の子会社となって同年11月に社名を「ネオファースト生命保険」に変更した経緯がある。従来からのダイレクト販売を基軸としながらも、この8月からは、銀行などの金融機関や来店型保険ショップといった代理店チャネルも組み入れる予定。非喫煙者であれば保険料が優遇される医療保険など独自の商品開発にも引き続き注力し、事業拡大を目指す。

 保険会社における業務システムにおいては、商品の変更や追加、契約規約や社内の業務フローの変更がある度に機能追加や改修で対応することが、これまで一般的に繰り広げられてきた。システムは複雑化・肥大化し、運用保守に手間やコストがかかったり、新商品展開に時間がかかったりといった問題につながっていた。そこで今回のプロジェクトにおいては、必要最低限のシンプルな構成とすると共に、機能別に独立したソフトウェア部品を組み合わせてアプリケーションを実装するアプローチを採用。部品の再利用や運用テスト工程の省略を推進することで、事業環境の変化に追随しやすいシステムを目指した。

図 ネオファースト生命保険の新基幹システムの概要(出典:日立製作所のリリースより転載)
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 新システムは、本社サイドの契約管理や、代理店の業務支援といったシステムで構成する。サーバー「HA8000シリーズ」や「EP8000シリーズ」、ストレージ「Hitachi Unified Storage 130」、運用管理ツール「JP1」などを採用し、日立のデータセンター内に構築した。遠隔地にバックアップセンターを設け、大規模災害やシステム障害が発生した場合の業務継続性を担保している。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 ネオファースト生命保険
事業内容 ダイレクト販売を中心とする生命保険
導入システム 契約管理、代理店支援などの基幹業務
導入目的 コスト抑制と事業スピードの向上
主な利用製品 サーバー「HA8000シリーズ」や「EP8000シリーズ」、ストレージ「Hitachi Unified Storage 130」、運用管理ツール「JP1」など(日立製作所)

 

 

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