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日本IBM、OSS利用に特化したメインフレームを発表

2015年8月25日(火)IT Leaders編集部

日本IBMは2015年8月24日、OSS(Open Source Software)を使ったシステム構築に特化したメインフレーム「IBM LinuxONE」を発表した。基本ソフトウェアにはLinuxのみを搭載し、OSS(Open Source Software)コミュニティと協力し、各種OSSの動作検証なども進め、OSSの利用を促進する。

 「LinuxONE」は、同社のメインフレーム「z Systems」の基本構成はそのままに、OSS(Open Source Software)を使ったシステム構築に焦点を絞り、Linuxのみを稼働させるサーバー。メインフレームが持つ大量の仮想化サーバーの管理機能を生かし、スケールアップとスケールアウトの双方による処理能力の増加への対応と運用負荷の軽減を両立させる。

 Linuxとしては、SUSE、Red Hatに加え、Ubuntuにも対応する予定だ。ハイパーバイザーとしてはKVM、z/VM、LPARを選択できる。これらの上で利用する主なOSSとして、Apache SparkやNode.js、MongoDB、MariaDB、PostgreSQL、Chef、Docker、OpenStackなどを挙げる。

 LinuxONEには、大規模向けと中規模向けの2つのシステムがある。大規模向けの「LinuxONE Emperor(皇帝ペンギン)」は、高速プロセサを搭載し、トランザクションをリアルタイムに分析できるため、不正検知などに利用できる。最大8000台の仮想マシンまたは数万個のコンテナにまで拡張できる。

 中規模向けの「LinuxONE Rockhopper(岩飛びペンギン)」は、メインフレームの処理速度やセキュリティ、可用性を小規模で利用したいユーザー向けで、拡張できる仮想マシン数は最大600台である。

 セキュリティ面では、暗号化機能をハードウェアとソフトウェアの双方で装備。ハードウェアで暗号鍵を保持することでセキュリティを強化しているほか、処理速度もソフトウェアのみでの暗号処理に比べ高めている。

 新たに月額従量課金(個別見積もり)制度を用意した。最小構成の料金は、月額98万円からである。研究開発向けのクラウド環境「LinuxONE Developer Cloud」を無償で提供するほか、ISV(Independent Software Vendor:独立系ソフトウェアベンダー)に対しては、アプリケーションのポーティングやテスト、ベンチマークのためのクラウド環境を無償で用意する。

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