[真のグローバルリーダーになるために]

【第17回】机上作戦で勝てなければ実戦でも勝てない

2015年9月4日(金)海野 惠一(スウィングバイ代表取締役社長)

香港での交通カードシステム刷新という大型案件。競合する北京鳳凰の行動には何か裏がありそうなため、同社の蘇総経理に直接電話し、2日後に北京で会う約束を取り付けた。日本ITCソリューション課長の佐々木と、香港支社副社長の森山は、夕食を採りながら、孫子の兵法の始計篇の「詭道」に基づき、対中国企業のための戦略を練り始めていた。中国人や華僑の人材を味方に付け、彼らと共に交渉を進めるべきだとの考えが強まっていった。

 台湾人や中国人は、次のような点で日本人とは異なっている。すなわち、彼らはグローバルにビジネスを展開しやすいと言える。

■どこに行っても、地域の人に溶け込むが、自らの文化と言語は何代に渡って維持し、母国の親族との関わりを切らない
■物事に対する考え方が極めてフレキシブルで、チャレンジ精神が旺盛である
■自分の責任と権限を明確にする
■仕事に対するスピード感が早い

 一方で台湾人は、以下のような点で、大陸の中国人とは異なっている。

■中国人同様に物事の表裏を理解しているが、人懐っこく騙されやすい
■民主主義で、欧米流のビジネスの仕方に精通している
■日本人の物の考え方を理解している

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

【次ページ】戦う前に勝利を確信するためになすべきこと
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
バックナンバー
真のグローバルリーダーになるために一覧へ
関連記事

【第17回】机上作戦で勝てなければ実戦でも勝てない香港での交通カードシステム刷新という大型案件。競合する北京鳳凰の行動には何か裏がありそうなため、同社の蘇総経理に直接電話し、2日後に北京で会う約束を取り付けた。日本ITCソリューション課長の佐々木と、香港支社副社長の森山は、夕食を採りながら、孫子の兵法の始計篇の「詭道」に基づき、対中国企業のための戦略を練り始めていた。中国人や華僑の人材を味方に付け、彼らと共に交渉を進めるべきだとの考えが強まっていった。

PAGE TOP