プラットフォーム プラットフォーム記事一覧へ

[新製品・サービス]

VMware、コンテナベースのアプリケーションをDevOpsで開発・実行するための基盤を発表

2015年9月2日(水)IT Leaders編集部

米VMwareの日本法人は2015年9月1日、クラウド上でコンテナベースのアプリケーションをDevOps(開発と運用の融合)スタイルで開発・実行するための基盤テクノロジーを発表した。クラウドネイティブなアプリケーションの継続的な開発・実行を可能にする。併せて、既存のインフラでのコンテナ対応を可能にするテクノロジープレビューも発表した。

 DevOpsに発表した新基盤は、「VMware Photon Platform」。Docker Swarmや、Kubernetes、Mesos、Cloud Foundryといったコンテナをオーケストレーションするためのフレームワークを稼働させるためのコンポーネント群。PaaS(Platform as a Service)やSaaS(Software as a Service)の基盤としての利用のほか、HadoopやSparkを使った大容量のデータ分析用クラスターにも対応する。

 主要テクノロジーは、「VMware Photon Controller」と「VMware Photon Machine」の2つ。Photon Controllerは、APIベースのコントロールプレーン。大規模で変動が大きいワークロードや高可用性に対応できるよう最適化した。1分間に数千の新しいコンテナを作成でき、合計数十万のワークロードに対応できる。信頼性とセキュリティに優れたコンテナを提供するための「Project Lightwave」とも連携する予定だ。

 Photon Machineは、コンテナの実行環境。「VMware ESXi」をベースとした新しい「ESXマイクロバイザ」と、コンテナ化されたアプリケーションやProject Photon OSを含む。

 今後は、グループ企業のPivotalと共同で、VMware Photon PlatformとPivotal Cloud Foundryを統合したシステムなどを提供する予定である。

 一方、既存システムなどでのコンテナ対応を可能にするのが、「vSphere Integrated Containers」。DockerコンテナのVMware vSphereへの統合を可能にする「Project Bonneville」やPhoton OS、「VMware vSphere 6」が提供する「Instant Clone」などのクラウドネイティブ関連技術を補完することで、VMware製品をベースにした既存のITインフラや管理ツールを使って、コンテナ技術を導入できるようにする。

 具体的には、CoreOSのTectonicや、Docker、Kubernetes、MesosphereのData Center Operating System、Cloud Foundryなどと統合できる。

 管理面では、Project Bonnevilleを通じて「VMware vCenter Server」を使うことで、新しいツールや追加のトレーニングなしにコンテナを監視・管理できる。「VMware vRealize Suite」を利用すれば、プライベートクラウドとパブリッククラウドを一貫した管理とコンプライアンスに沿った設定が可能になる。

 セキュリティ面では、Project BonnevilleとInstant Cloneにより、少ないオーバーヘッドで仮想マシン上のコンテナを分離/起動し、コンテナやその基盤の信頼性を確保する。

 ストレージとデータの一貫性に関しては、VMware vSphere環境で稼働するコンテナ向けに永続性のあるデータボリュームのプロビジョニングを可能にする。「VMware Virtual SAN」や、外部ストレージと連携する「VMware vSphere Virtual Volumes」など耐障害性が高いストレージ機能と、コンテナ化されたアプリケーションの速さと可搬性の両方を利用できる。

 ネットワーク面では、「VMware NSX」が本番環境でのコンテナの導入に対応したことで、ネットワークのマイクロセグメンテーションやポリシーに基づくセキュリティを適用できる。コンテナの挙動を可視化できるほか、別のデータセンターに配置されたコンテナとの統合や、追加のモニタリングやトラブルシューティングに備えた隔離などが可能になる。

 Project LightwaveとPhoton OSは、オープンソースプロジェクトとして、GitHubを通じて利用可能になっている。VMware Photon Controllerは2015年10〜12月にプライベートベータ版として提供を始める予定である。

関連記事

VMware、コンテナベースのアプリケーションをDevOpsで開発・実行するための基盤を発表米VMwareの日本法人は2015年9月1日、クラウド上でコンテナベースのアプリケーションをDevOps(開発と運用の融合)スタイルで開発・実行するための基盤テクノロジーを発表した。クラウドネイティブなアプリケーションの継続的な開発・実行を可能にする。併せて、既存のインフラでのコンテナ対応を可能にするテクノロジープレビューも発表した。

PAGE TOP