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[オピニオン from CIO賢人倶楽部]

”全力疾走”の8年と浮上した新たな難問

2015年9月16日(水)CIO賢人倶楽部

「CIO賢人倶楽部」は、企業における情報システムの取り込みの重要性に鑑みて、CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)同士の意見交換や知見を共有し相互に支援しているコミュニティです。IT Leadersは、その趣旨に賛同し、オブザーバとして参加しています。同倶楽部のメンバーによるリレーコラムの転載許可をいただきました。順次、ご紹介していきます。今回は、山崎製パン 執行役員 計算センター室長 石毛 幾雄 氏のオピニオンです。

 長年勤めた経理・財務部門からIT部門長への異動を命ぜられたのが2007年。すでに8年が過ぎました。当初の4年間はIT部門が抱えるバックログの解消に向けてのひた走り、全力投球でした。「造る」「改造する」「アウトプットをきちんと出す」。精度はともかく、効率よく"こなす"ことに集中したのです。

 バックログの解消だけではありません。その後に控える基幹システムの再構築に備えた要員の補強とレベルアップも目的でした。日々の業務だけでも大変な中でOJTを兼ねるのはどうなのかという疑問も頭をよぎりましたが、シビアな経験も教育の一環ではないかと虫のよい考えをして振り切りました。

 今こうして振り返ると、部員たちも外部のパートナーもよく頑張ってくれました。自分自身もきつかったけれども、宣言した工期を守るプレッシャーで肉体的にも精神的にも辛かったのは、やはり部下たちだったでしょう。何もわかっていない上司のもとで本当に良くやってくれたと思っています。

 一段落したところでチームを再教育・リセットし、受発注・製造・物流・売掛金管理からなる基幹業務システムの再構築に着手しました。途中、失敗もトラブルも色々ありましたが、2015年3月をもって当社の全事業所への導入を完了。現在はグループ会社への導入を推進しています。

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