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東大発ベンチャー、秘密分散機能を持つスケールアウトNAS製品「IzumoFS」を発表

2015年10月2日(金)IT Leaders編集部

東京大学発のベンチャー企業でSDS(Software-Defined Storage:ソフトウェア定義ストレージ)を開発するIzumoBASE(イズモベース)が2015年10月1日、秘密分散機能を持つSDS製品「IzumoFS」を発表した。秘密分散によるデータ保護機能を持つのが特徴で、マイナンバーといった個人情報など機密性の高いデータの管理に強みを持つ。

 「IzumoFS」は、複数サーバーを束ねてスケールアウトNAS(ネットワーク接続型ストレージ)を構築するためのソフトウェア。汎用的なLinuxサーバー上で動作する。拠点をまたいだ広域クラスタリングをサポートし、サーバー3台からDR(Disaster Recovery:災害対策)対応が取れる。

 データの冗長化方式として、性能重視のレプリケーション方式に加え、セキュリティを重視した秘密分散方式を選択できる。秘密分散方式では、しきい値法を採用。データを分割し、それらピースが一定数以上集まらないとデータを復元できない状態で保存する。

 インラインでの重複排除機能を標準で備える。データの書き込み時に、リアルタイムにデータ中で重複しているブロックを削除する。データ書き込み後に重複を排除するバッチ処理型と比べ、容量効率が高まるほか、SSD(Solid State Drive:半導体ディスク)の長寿命化や、データアクセスのキャッシュヒット率が高まる。

 インタフェースとしては、CIFS/NFS/iSCSIといった基本的なプロトコルに対応している。IaaS(Infrastructure as a Service)構築用のOSS(Open Source Software)である「OpenStack」とのインテグレーションも可能としている。

 インストールや運用の簡素化を図っている。インストールは、2ステップ、60秒で完了するという。管理用GUI(Graphical User Interface)を持ち、運用の簡素化とコスト削減を図っている。導入ならびに保守サポートは、パートナー企業であるクリエーションラインと、ネットワークバリューコンポネンツ、ユニアデックスが提供する。

 IzumoBASEは、2012年に設立された東大発のベンチャー企業。代表の荒川 淳平氏は、東大で「ストレージの仮想化および分散ストレージ」を研究し、IPAの未踏事業に採択され、「スーパークリエータ」の称号を受けている。そうした研究を基に「IzumoFS」を開発した。

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