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[新たなワークスタイルを支えるUC(Unified Communications)の基礎知識]

【第2回】ネットワークの変遷とUCへの広がり

2015年10月7日(水)Christopher Franke(インターコール・ジャパン シニアマネージャー) 高橋 貞治(インターコール・ジャパン UCソリューションコンサルタント)

企業活動において円滑なコミュニケーションの実現は基礎中の基礎であり、どのような企業でも相応の投資をしています。第1回では、各種のコミュニケーション手段の特徴を整理しました。今回は、企業のコミュニケーション手段を技術的な見地から整理・分類してみましょう。

 企業内で利用可能なコミュニケーションツールは、第1回で述べたように、様々なニーズに応える形で、それぞれが発展を遂げてきました。企業のコミュニケーションが、オフィス内だけで完結するのであれば、直接対話すれば済むことが大半でしょう。しかし、企業の活動領域が拡大するに従って、コミュニケーションを取りたい相手が遠隔地にいる場合が増えてきます。

従来のコミュニケーション手段はネットワーク技術に依存

 かつては音声電話が唯一の選択肢だった時代もありました。しかし現在では、IP(Internet Protocol)網が普及・発展したことで、種々のコミュニケーションツールが利用可能になっています。一方で、各種コミュニケーションツールが独立に進化・発展したことで、複雑性の問題が生じています。以下では、代表的なコミュニケーションに関わる技術の発展経緯をみてみましょう。

音声のための公衆電話網(PSTN)

 最初に普及したのは、音声電話網を利用する通信手段です。一般にPSTN(Public Switched Telephone Network)と呼ばれる公衆電話網には長い歴史があり、そのカバー範囲もほぼ全世界をくまなく覆っていると考えて良いでしょう。PSTNをそのまま利用するだけでなく、社内に回線交換機を設置して、いわゆる「内線電話網」を独自に構築する企業も多く存在しました。

 PSTN上で利用されるコミュニケーションとしては、まず音声通話が挙げられます。1対1の通常の通話に加え、複数のメンバーが同時に参加する電話会議もあります。ビデオ通話も、昔から構想されていたサービスです。音声だけでなく、相手の映像も同時に見られれば良いというアイデアです。

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