[新製品・サービス]

TIS、ハイブリッドクラウド環境のマネージドサービス「MOTHER」を開始

2015年10月6日(火)IT Leaders編集部

ITサービス事業者のTISは2015年10月5日、ハイブリッドクラウド環境にある企業のITインフラを管理/運用するマネージドサービス「MOTHER」を開始すると発表した。第1弾として、AWS(Amazon Web Services)向けサービスを提供する。

 「MOTHER」は、クラウドおよびオンプレミスにあるITインフラを統合管理し、オンプレミスでのシステム運用と同レベルで障害を監視したり性能を分析したりするマネージドサービス。GUI(Graphical User Interface)を持つポータル画面を介して、運用業務に必要な情報の取得やシステム操作を実行でき、クラウドや運用管理製品に精通していないシステム管理者でもハイブリッドクラウド環境での運用を可能にする。

 サービスは、「プラットフォーム管理」「障害監視」「「性能分析」の3種からなる。プラットフォーム管理サービスの第1弾としてAWS(Amazon Web Services)に対応した。障害監視と性能分析は、AWS以外のクラウドサービスやオンプレミスも対象にしている。

 プラットフォーム管理サービスは、複数のクラウドサービスや複数アカウントを統合管理するもの。アカウントごとのインスタンス情報の取得/一覧表示や、起動/停止といった基本的な操作などを統合管理する。アカウントを統合管理することで、業務効率を改善できるほか、企業全体としてのITガバナンスの強化やコスト管理が可能になる。

 障害監視サービスは、エンタープライズシステムに求められる安定したシステム運用を支援するもの。クラウド上にあるシステムの稼働状況や性能状況を常時監視し、異常発生時にはメールや電話で知らせるほか、障害の1次対応までをTISが対応する。利用企業はクラウドのために専用の運用システム環境や運用体制を準備しなくてよい。

 性能分析サービスは、ネットワークやサーバー、ディスクなどの性能を監視するもの。性能情報を収集し3年間保管するほか、指定項目による稼働実績レポートを作成したり、稼働実績に基づくキャパシティ分析や障害のボトルネック調査などに向けた分析レポートを作成したりする。

 今後は、運用管理の自動化や運用管理のテンプレート提供といったサービスメニューを拡充する予定である。

 MOTHERの料金は、AWSを対象にしたプラットフォーム管理サービスの月額費用がプラットフォーム利用料の10%(税別)など。2017年度末までに100社への導入を目指す。

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